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私、は。
私が今、好きなのは。
『すきじゃ、ない。』
康二くん、君だけだよ。
そう言うことが出来ればどんなに良かったか。
未熟な気持ちの私は、目黒を好きじゃないって答えるのが精一杯だった。
康二くんを好きな気持ちがあるのは嘘じゃない。
好きになりたいと答えた、あの日より何倍も何十倍も好きは増している。
「…そっか。」
笑った康二くんの顔がなんだか寂しく見えて、
『私、康二くんのこと、好きだよ?』
と返せば、
「うん、知ってる。」
ってまた微笑みながら返してくれた。
この時、もっとちゃんと、私が気持ちの整理を上手くつけられていたら。
百パーセント康二くんが好きだよ、って言えていたら。
誰も傷つかなくて済んだかな。
耳に残るのは " 俺、負けないよ "といった君の声。
どうしてだろう、まだ、終わらないって言われてる気がした。
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作者名:平野 頼凛 | 作成日時:2019年9月21日 13時