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ちらりと康二くんの様子を伺うように顔を見れば、目黒を睨んでる、ともとれるような瞳の鋭さ。
ああ、さっきのやり取り、全部、見られてた。
「康二くん。」
間をとってから、目黒の口が開かれる。
「俺、負けないよ?」
にやり、と口角があがって、康二くんを見つめる目黒。
「はっ、臨むところや。」
康二くんも笑ってて。
私だけわけがわからなくて、その場でポカンとするしかなかった。
「行こう?」
『うん…』
きつく握られた手は、まるで何があっても離さないって訴えられてるみたいだった。
「いっこだけ、聞いてもいい?」
『どうしたの?』
日替わりランチを二人で食べながら、その質問は飛び出した。
「目黒のこと、まだ、好き?」
その言葉は、頭のなかに響いて反芻した。
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作者名:平野 頼凛 | 作成日時:2019年9月21日 13時