恋の方程式《Waku.M》 (ページ50)

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嫌な気持ちにさせるかな…と思って勇気を出して聞いてみると、私達の間に流れる沈黙に気まずくなる

やっぱり聞かなきゃ良かった？失敗した？

沈黙が長引くにつれて焦ってくる私の心とは裏腹に、青木くんは面白そうに笑った。

「青木くん…？」

青木「なんだ、そっち？(笑)」

「え？」

青木「はぁ～そっか、そっちかぁ(笑)」

「なんでそんなに笑って…私何か変なこと言った？」

青木「すっごい変なこと言ってる。Aちゃんって鈍感なんだね」

「そ、そんなことない！」

突然笑い出した青木くんに困惑して、頭の中いっぱいに疑問符が浮かび上がる。

そんなに面白いこと、言ったつもりはなかったんだけどな…

納得いかないでいると、青木くんは私のことを鈍感と言われてしまった

青木「…もうそれで良いよ」

「え、それってやっぱり…」

青木「好きってことにしといてよ、」

「そっか…あっ！じゃあ応援するね！」

青木「俺の応援するより自分が頑張らなきゃいけない立場だよ？」

「え？」

青木「修学旅行、今から楽しみだね」

それぞれの想いが交差する修学旅行はきっとあっという間だ。