恋の方程式《Waku.M》 (ページ49)

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松崎「…あれで付き合ってないとかマジで信じられないんだけど」

青木「それは同感、見てるこっちがイライラする」

松崎「青木は良い気しないか。」

青木「…それはお互い様じゃない？」

松崎「残念、私はもう諦めたんで。Aに勝てるわけないし」

「ただいま～。2人で何話してたの？」

松崎「ううん、なんでもない。修学旅行の話」

湧くんと話が終わって、青木くんと恵美ちゃんの元に戻ると、なんだか気まずそうな雰囲気

私がいると気を使うのか、そんな空気になることはないのに。

やっぱり…青木くんって。

「青木くん、ちょっと良い？」

青木「え、何？」

「ここじゃ話せないからちょっと来て！」

恵美ちゃんを置いて、青木くんを教室から連れ出す。

きょとんとした顔の青木くんを人通りの少ない屋上への階段のところまで連れてくる

ここまでして、聞いていいのか不安になった

だって感情はその人のもので…私に出来ることなんて、何もないかもしれない

青木「Aちゃん？どうしたの？」

「えっと…」

青木「急にこんなところに連れてきて…そんなに重要なこと？」

「あの、ね…その、気分を悪くさせたら申し訳ないんだけど…」

青木「うん？」

「青木くんって、恵美ちゃんのこと好きだよね？！」

青木「…はい？」