検索窓
今日:21 hit、昨日:6 hit、合計:87,692 hit

寝惚けないで/Yuzuru ページ9

結「んふふ...可愛いよぉ〜...ハチミツおいしいの〜?...ふふ...」
「...」
こんにちは、Aです。

只今結弦が疲れて帰って来て、私は今にも寝落ちそうな結弦をベッドに運んだ。
そしたら私を抱き締めたままベッドで寝てしまい、そして挙句の果て某黄色のクマの夢を見ているらしい。
これは起こせない。だが私を抱き締めたまま耳元で喋らないでもらいたい。
「結弦」
結「ふふ...まだあるからねぇ」
ふにゃふにゃと呂律の回ってない言葉は、やはり優しくて。

プーさん、お願いだから結弦を現実世界に戻してください。

「ゆ...んん...」
起こせない。
寝顔が可愛い...じゃなくて、疲れて眠って良い夢を見ているのにそれを起こすなんて出来ない。
仕方ない、私もこのまま寝ようか。
でも如何せん耳元が擽ったい。
結「あぇ...俺にもくれるの〜?ありがろぉ」
小さな寝言を耳元で聞いていると、はむ、と耳を食べられる。
「ひぃっ!」
これはダメだ、一回起こそう。

「ゆづ、わっ!」
体をくるりと回して正面を向くと、彼はぱっちりと目を開けてニヤニヤと笑っていた。
結「色気のない声」
なんて挑発的な言葉を吐く。

起きてたな?

「ゆ〜づ〜る〜?」
結「ふはっ、ごめんごめん。でもプーさんの夢はホントだって、一階名前呼ばれた辺りから起きてたよ」
にこ、とまた王子様スマイル。
騙されないからね。
「人が葛藤してる間に...とりあえず離してって」
結「ん〜...やだ」
「はぁ!?」

すると、今度は妖美な笑みを浮かべる。
結「疲れたから、一緒に寝よ?」
背中といつの間にか回された腰にあった腕でぐいと引き寄せられた。
温かい。
私もなんだかうとうとしちゃって、まぁいいかなんて思い始める。

結「...おやすみ、A」

私は夢の世界に落ちた。
結弦が優しげに微笑んで、頬にキスをしたことを確認してから。

月型の/Shoma→←純粋な狂気/Shoma [歪愛]



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (114 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
251人がお気に入り
設定タグ:羽生結弦 , 宇野昌磨 , 短編集
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

琥珀糖(プロフ) - ぬさん» リクエストありがとうございます。とても素敵なネタですね!頑張って書きます。これからもよろしくお願いします。 (2018年4月1日 22時) (レス) id: da50392b08 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀糖(プロフ) - astroyuzさん» コメントありがとうございます。主の性格には特に気を付けましたので、そう言って貰えると嬉しいです!これからもよろしくお願いします。 (2018年4月1日 22時) (レス) id: da50392b08 (このIDを非表示/違反報告)
- 昌磨君と幼なじみのスケーターさんでエキシビで昌磨君にプロポーズされる小説お願いします (2018年3月30日 8時) (携帯から) (レス) id: b271d24507 (このIDを非表示/違反報告)
astroyuz(プロフ) - 男主のお話がとても好きです。いい男なんだろうな、と楽しく拝読いたしました。ヒロイン嬢もおかわいらしく、癒やされました。この先の更新も楽しみにお待ち致しております。 (2018年3月28日 11時) (レス) id: afb95e6422 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀糖(プロフ) - なほなりさん» コメントありがとうございます、気付くのが遅れて申し訳ございません!そう褒めてもらえるととても嬉しいです!これからよろしくお願いします。 (2018年3月16日 17時) (レス) id: da50392b08 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:琥珀糖 | 作成日時:2018年2月25日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。