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意地悪/Yuzuru ページ31

「結弦構えよ〜折角の休みなのにゲームばっかやってさぁ〜」

ソファの上で、隣に座る恋人にお構い無しに足をジタジタと上下に動かす。
羽「A、うるさい」
こちらに見向きもせずゲームを続ける結弦。
もう無理だ。このパターンは構ってもらえない。

私は諦めて、手元のスマホを取った。
あれ、通知溜まってんじゃん。
私は某メッセージアプリを起動させ、友達や仲間の子達とやり取りをする。
その頃には、もう結弦に構ってほしいというのは消えていた。

羽「よし、終わり」
「お疲れー」
私がスマホから目を離さずにそう言うと、隣は少し黙る。
...お、これは立場逆転では?
わざと向かないように、私も何も喋らない。

羽「終わったよ?」
結弦はわざと2回目のアピールをする。
私はうんと短く返し、スマホのメッセージやり取りを続けた。
そして沈黙。
私はちょっと気まずいけど、ここで逃げたら負けな気がする。

すると結弦は隣から手を伸ばし、なんと私のスマホを取り上げた。
そして、驚く間もなく私はソファに寝転がり上には結弦は仏頂面でこちらを見下ろしている。

羽「構ってってば」

「私のこと構ってくれないくせに」

即座に言い返せば、うっと言葉に詰まった。
内心嬉しいが、ここはちょっと意地悪してやろう。
羽「それは...あ〜...」
押し倒しといてなにしてるんだろうか、思わず真顔でそう思った。
私はふっと笑い、結弦の頬を両手で少し勢いをつけて包む。
ペチン、と音がして結弦は目を見開く。

「ごめんって、意地悪した」

羽「...謝っても許してやんない」

そう言って結弦は私にキスを落とした。

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琥珀糖(プロフ) - ぬさん» リクエストありがとうございます。とても素敵なネタですね!頑張って書きます。これからもよろしくお願いします。 (2018年4月1日 22時) (レス) id: da50392b08 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀糖(プロフ) - astroyuzさん» コメントありがとうございます。主の性格には特に気を付けましたので、そう言って貰えると嬉しいです!これからもよろしくお願いします。 (2018年4月1日 22時) (レス) id: da50392b08 (このIDを非表示/違反報告)
- 昌磨君と幼なじみのスケーターさんでエキシビで昌磨君にプロポーズされる小説お願いします (2018年3月30日 8時) (携帯から) (レス) id: b271d24507 (このIDを非表示/違反報告)
astroyuz(プロフ) - 男主のお話がとても好きです。いい男なんだろうな、と楽しく拝読いたしました。ヒロイン嬢もおかわいらしく、癒やされました。この先の更新も楽しみにお待ち致しております。 (2018年3月28日 11時) (レス) id: afb95e6422 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀糖(プロフ) - なほなりさん» コメントありがとうございます、気付くのが遅れて申し訳ございません!そう褒めてもらえるととても嬉しいです!これからよろしくお願いします。 (2018年3月16日 17時) (レス) id: da50392b08 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:琥珀糖 | 作成日時:2018年2月25日 22時

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