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君は夢の中/Shoma ページ2

宇「んん...」

つい先日、初のオリンピックで銀を取ったとは思えないくらい可愛い寝顔。
疲れてるのも仕方ない。
すやすやと眠る彼氏、昌磨の頭を撫でた。
「おめでとう、ゆっくり休みな」
休んだ後は、ちゃんと構ってね。なんて思いながら。
眠気が最大の敵である彼に毛布をかけ直して、私は暖かいココアを啜りながらテレビを見る。
青く輝く衣装、真剣な顔。
やはり彼はかっこいい。可愛いのに、かっこいい。

宇「ん〜...なに見てんの?」
眠そうな声、目を擦って欠伸を零しながらソファに座る彼。
隣が、少し沈んだ。
「起こしちゃった?」
少し心配になってそう聞くと、彼はふふっと笑う。
宇「大丈夫だよ、寒くて起きちゃった」
「あれ、ごめん。暖房弱かった?」
それとも毛布が足りなかったのかな。
風邪でもひいたら大変だ、なんてまた不安になった。

宇「...Aって、天然?」
「昌磨程では無いよ」
宇「そう?寒いから、一緒に寝よって話だったんだけど」
柔らかく笑う彼に、私はぼっと顔が熱くなる。
「...疲れてるだろうと思って甘えなかったのに」
宇「甘えてくれること自体少ないじゃん、本物が目の前に居るんだから構ってよ」
口を尖らせて、テレビを消した。

「ちゃんと、スケーターじゃない昌磨だ」

宇「Aと居るんだから、もう彼氏の俺だよ」

あどけない笑みに、私も釣られて笑い返す。

最大の感謝と/Yuzuru→←エッグ型の/Yuzuru



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設定タグ:羽生結弦 , 宇野昌磨 , 短編集
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琥珀糖(プロフ) - ぬさん» リクエストありがとうございます。とても素敵なネタですね!頑張って書きます。これからもよろしくお願いします。 (2018年4月1日 22時) (レス) id: da50392b08 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀糖(プロフ) - astroyuzさん» コメントありがとうございます。主の性格には特に気を付けましたので、そう言って貰えると嬉しいです!これからもよろしくお願いします。 (2018年4月1日 22時) (レス) id: da50392b08 (このIDを非表示/違反報告)
- 昌磨君と幼なじみのスケーターさんでエキシビで昌磨君にプロポーズされる小説お願いします (2018年3月30日 8時) (携帯から) (レス) id: b271d24507 (このIDを非表示/違反報告)
astroyuz(プロフ) - 男主のお話がとても好きです。いい男なんだろうな、と楽しく拝読いたしました。ヒロイン嬢もおかわいらしく、癒やされました。この先の更新も楽しみにお待ち致しております。 (2018年3月28日 11時) (レス) id: afb95e6422 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀糖(プロフ) - なほなりさん» コメントありがとうございます、気付くのが遅れて申し訳ございません!そう褒めてもらえるととても嬉しいです!これからよろしくお願いします。 (2018年3月16日 17時) (レス) id: da50392b08 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:琥珀糖 | 作成日時:2018年2月25日 22時

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