【ヒプマイ】12は不吉な数字です。【逆ハー】【愛され】【ギャグ】

『しょっぴくってなんですか？』銃兎「自分で調べたらどうです？」『「しょっぴく」の意味はむりやり引っぱって連れてくる、また連れていくのこと』銃兎「Wikipediaですね」『え、なんで分かったんですか...あ、銃兎さんも調べたことあるんですね』 ページ42

左馬刻「おい、着いたぞ」

『ありがとうございます。また遊んでくださいね』

銃兎「言葉に若干語弊がある」

理鶯「そうなのか？」

銃兎「いいえ、なんでもないです」

テンポのいい漫才を聞き流し私は車を降りた。

さすがに家の目の前は嫌みたいだから近くに停めてもらった。

左馬刻「ちゃんと帰れるよな」

『もちろんです』

しっかり心配してくれる左馬刻さんに、妹がいることを実感する。

『では、おやすみなさい』

3人の挨拶を聞いて我が家へと足を進めた。








『兄さん、いる？』

我が家では夜に帰ってきたら兄さんに声をかけるのがルールだ。

リビングにいたのは二郎のみ。

リビングのソファで爆睡していた。

兄さんの部屋に声をかけてみる。

が、返事がない。

喋っている声は聞こえる。

ゆっくり兄さんの部屋の扉を開けてみる。

一郎「いや、だからって当日は...！.....乱数の予定は知らねぇよ！ダメだ。あたりめぇだろ...あ、A帰ってきたから着るぞ？Aに直接連絡しろ。直接だ」

どうやら電話中だったようで。

『電話中ごめん』

一郎「いや、大丈夫だ。おかえり」

『ただいま兄さん』









『二郎、部屋で寝な』

風呂から上がったが二郎はまだソファで爆睡していた。

さすがに起こす。

姉として。

『二郎ー』

二郎「.....？姉ちゃん？」

うっすらと目を開けて二郎は返事をした。

『そうだよー姉ちゃんだよー』

だから、部屋で寝ろと、脈絡もなく言うと二郎は私に手を伸ばしてきた。

二郎「連れてってー」

『いや持ち上がらねぇよ』

二郎「一緒に行くだけ」

『はいはい』

二郎はやっと立ち上がりふらふらと自室へ歩き出す。

ときどき私に寄りかかり眠たそうにしている。



二郎の部屋の扉を開ける。

二郎は覆い被さるように寄りかかってきた。

『ほら、あとちょっとだから、ベッドで寝ろ』

二郎「んんー...」



三郎「は？」

向かいの三郎の部屋から三郎がでてきた。

『ただいま三郎』

三郎「おかえりなさい姉さん。じゃなくて...低脳、姉さんに何しようとしてんの？」

二郎「あ？うるせぇよ...」

あっ…(察し)

これ、三郎から見たら二郎が私を二郎の部屋に連れ込もうとしてるとこだ。

『三郎、これは違くて、二郎が寝ぼけてるからベッドでしっかり寝かせようと思って...』

三郎「そう...ですか」

三郎は安心したように笑った。

一郎「よかった」

勘違い2号。

理鶯「左馬刻と銃兎が食べ物を買ってきてくれた。料理するが食べるか？」『やった！それにしてもよく買ってきてくれましたね、あの2人が』理鶯「そうか？よく買ってくるぞ」『はっ！これ、上手く行けば2人をパシリに出来るのでは！？』→←左馬刻「お前よォ...理鶯の背中に貼った紙、気づかれてなかったぞ」『え、まじですか』左馬刻「つーか、あれなんだ」『前しか見ません！ですか？』左馬刻「理鶯、気に入ってたぞ」『えっ（罪悪感）』

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