お気に入り者数600人突破記念特別ストーリー〜2〜 ページ38
寂雷「タイムスリップなのだとしたら本来この時間にいるAちゃんはどこに行ったんだろうね...」
もしかしてH歴3年にいるのでは?
3年前なら高校1年生。
1番精神が不安定な時期だ。
体の血の気がさっと引いた。
自 殺したりしないだろうか。
あ、してたら今の私いないのか。
兄さんたち止めてくれるか。
左馬刻「何1人で百面相してんだよ」
『安心しました』
左馬刻「主語がねぇ」
一郎「意外に元気そうだな」
少し出かけていた兄さんが帰ってきた。
おそらく二郎と三郎のところだろう。
『でも、帰りたい』
もし、ここにいつづけたらいつか自分が消えてしまう気がする。
さすがにそれは怖い。
乱数「でもさ、どうやってきたかわかんないんでしょ?」
『起きたらここにいた...』
乱数「じゃあ、帰れなくない?」
左馬刻「おい、乱数」
おぉ、乱数問題児...
今のは刺さったぞ...
こうゆうときは少しでも希望持たせるもんじゃないのか?
『うあぁ...帰りたいぃ...』
寂雷「でも、未来のAちゃんがいるってことは帰れてるんだろうね」
一郎「確かにそうっすね」
兄さんが俯いた私の頭を撫でながら言う。
さすが兄さん。
あぁ、なんか、安心した...
左馬刻「お前も忙しいな。安心したり、凹んだり、また安心したり」
左馬刻さんの目が優しい...だと...
左馬刻「お前今失礼なこと考えてるだろ」
『なんのことかサッパリ』
一郎「ま、起きたら来たんだ。寝たら戻るんじゃねぇか?」
目線を合わせて兄さんが言った。
兄さんらしい。
『今このタイミングで言うのあれだけど、今の私兄さんより歳上だよ』
一郎「...」
乱数「よく今のタイミングで言ったね」
座っている私に目線を合わせるために屈んだ兄さんの頭に手をのせる。
『やってみたかった』
兄さんの頭をわしわしと撫でる。
一郎「歳上...歳上なんだよな...」
左馬刻「いや、一郎真に受けんな」
おぉ、左馬刻さんと兄さんが話してる...
拝んどこ。
乱数「ねぇ、寂雷、安眠できる方法Aに教えたら?」
寂雷「確かにね。こんな状況では上手く寝られないだろうね...」
拝みます。
乱数「何やってんの」
『拝んでる』
左馬刻「なんでだよ」
寂雷「寝れそうかい?」
『ばっちり寝れそうです』
一郎「そうか、よかった」
今は私たちの家で寝かしつけて貰ってる。
あ、寝れる。
『おやすみ』
一郎「あぁ、おやすみ」
私は記憶の隅の違和感に気づくまもなく眠りについた。
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桜子(プロフ) - 夜月さん» 二郎「だって、姉ちゃんのこと馬鹿にされたと思ったんだもん...あ、姉ちゃんの花魁姿はしっかり写真撮ったから安心して!」 (2019年4月21日 21時) (レス) id: ff724fe003 (このIDを非表示/違反報告)
夜月 - うわ、マジか。どんだけみんな喧嘩に夢中なの...?? (2019年4月21日 16時) (レス) id: 3ca5c6783d (このIDを非表示/違反報告)
桜子(プロフ) - 夜月さん» 帝統「そうかそうか!楽しんでんだな!これからも楽しんでくれよ?」 (2019年4月20日 7時) (レス) id: ff724fe003 (このIDを非表示/違反報告)
夜月 - ww純粋な夢主ちゃんが新たにいるけどいらない知識を覚えて落ち込んでるw相変わらず面白いですわw草しか生えん← (2019年4月19日 23時) (レス) id: 3ca5c6783d (このIDを非表示/違反報告)
桜子(プロフ) - 叶夢さん» 乱数「うーん...ごめんねっ先にリクエストがあったんだ...うえーん!次!またリクエスト頂戴?」 (2019年4月19日 22時) (レス) id: ff724fe003 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜子 | 作成日時:2019年4月5日 22時