【ヒプマイ】12は不吉な数字です。【逆ハー】【愛され】【ギャグ】

二郎「姉ちゃん...!助けて！課題終わらない！」『手伝うよ。見せてみ』二郎「これなんだけどよ...」『え、自分のこと書く課題を人にやらせるの？』二郎「姉ちゃんなら出来ると思って」『いや、どうゆうこと』 ページ35

「本当にありがとうございました！」

『ううん。私も久々に楽しかった』

橋本くんは深々と頭を下げている。

なんて礼儀正しいんた...

ライブは無事終わった。

なかなかの盛り上がり。

久々の高揚感を味わった。




『じゃあね』

「あ、待ってください」

『ん、どうした？』

「あの...えっと...」

あぁ、この感じは知ってる。

兄さんの妹とあって顔はいい。

ま、全部断ってたけど。

「その...また今度ご飯とか...」

『ごめん、兄さんたち待たせてるから行くね』

ちょっと酷いと自分でも思ったが私の今の仕事は兄弟のサポート。

恋愛なんてしてられない。

「あ...はい、すみません...ありがとうございました」

また深々と頭を下げた橋本くんと別れた。








二郎「これ見てよかったのかな...」

三郎「姉さん...断ってくれてよかった...」

一郎「ホントだよ...」

二郎三郎「「うおっ！？」」

二郎「兄ちゃん、いつの間に...」

一郎「Aが付き合うとか言い出したら俺...」

三郎「泣かないでください、いち兄！？」




『いや、なにやってんの。行きにくいわ』









一郎「よかったぞ！A！流石だな！」

顔を赤くして(目の周りも赤い)私の手をぶんぶん振っている兄さん。

三郎「姉さん！かっこよかったです！」

『ありがとー！三郎！』

三郎が私に飛びついてくる。

三郎、抱きつくの好きだなぁ

二郎「なっ三郎！」

頭を撫でるとへへっと可愛い声と可愛い三郎の顔が。

『うっ、可愛い...』

二郎「三郎テメェ離れやがれ！」

三郎「やだね！低脳が姉さんに近づいたら低脳がうつる！」

あ、また、喧嘩か...

二郎「あぁ！？なんだと！？」

せめて三郎、離れようぜ。

一郎「やめろ、お前らAが困ってんだろうが」

そうゆう兄さんもうずうずしている。

『兄さん、見に来てくれてありがとう』

私が高校生のとき、兄さんはThe Dirty Dawgのメンバーだったから多忙だった。

今回が見に来てくれたのが初めてだ。

一郎「見に行けてなくてごめんな」

『今回来てくれたからいいの』

兄さんの手を握りながら言うと兄さんがまた目を潤ませた。

一郎「Aお前...お嫁に行くなよ...」

『いや、それダメだろ』

三郎「姉さんは彼氏とか作らないんですか？」『いや、できないし』三郎「...」『その目怖いわ、何』三郎「いつまでも姉さんはそのままでお願いします...」『怖い怖い』→←『この子カッコイイ...（ラノベのヒロイン）』一郎「それお前に似てないか？」『兄さんはこっちに似てるね（ヒロインの彼氏）』一郎「うっ...！」『兄さん！？死なないで！？』

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