検索窓
今日:12 hit、昨日:39 hit、合計:702,464 hit

銃兎「とても素敵でしたよ。警察姿のうさぎさんの絵(背中に貼られたやつ)」『(あれ、怒ってない)ホントですか!照れちゃいます』銃兎「なんて言うと思ったか。しょっぴくぞおい」『デスヨネー(逃げよ)』 ページ18

4話に渡った第342回お泊まり会は幕を閉じだ。

帝統にはこっそり朝ごはんあげました。

あの2人はほんとにあげなさそうだったので。

さすがです。






こんな楽しい話も終わったからシリアスになろうと思う。

こんなことを言い始めた理由はこの時期にある。

来週にはラップバトルが迫っていた。

ラップバトルといっても今回はテリトリーバトルほどの真剣なものでなく、色んな人に知ってもらうをテーマとしたもの。

4つのdivisionがフルで出動する。

自分たちの腕を見せるには絶好のチャンスなのだ。








つまりは、構ってもらえない。

兄さんも二郎も三郎ももちろんBuster Bros!!!として出るため緊張かピリピリしている。

MAD TRIGGER CREWはそもそもあっちから連絡がないと私は顔を出さない。

FlingPosseはさっきまで騒いでた。余裕か。

麻天狼はそもそも仕事だろう。大人だな。

『はぁ...』

部屋でラノベ漁るの飽きが来る。

兄さんに借りようにも兄さんは朝からどこかへ行ってしまった。






寂しい。

久しぶりに感じた感情だった。

なんなら男に生まれて私もラップバトルに加わりたかった。

ラップの勉強しなかった訳では無い。

ただ、ラップの勉強をした所で、混ぜてと言ったところで、変に迷惑をかけてしまう気がした。

ラノベの奥に隠れたラップに関する本は何故か売ろうにも売れない。

いつか、使う時が来るのでは?なんて甘い考えで。

今回のラップバトルはいつもより緩いにしろ、男同志の戦いには変わりはない。

生ぬるい女が混ざったところで多大なる迷惑を与え、時間を奪っていくだけだ。

『ははは...』

ずっと前からそうだった。

自分に言い訳をして、身を引く。

それを正当化して守った。

口からは乾いた笑み。

そして、目からは涙が流れていた。

ナカマハズレを大きく嫌った私は中学生辺りあたりから周りと同じ話が出来るよう努力した。

そんな私とは反対に二郎も三郎も兄さんの背中を追った。

かっこいいと言うと見かけはいいが、この感情は羨ましいに近かった。

『あぁ、寝てしまおうか』









一郎「A?」

『うぅ...』

カーテンが締め切った真っ暗な部屋に突如電気がつけられた。

眩しく目の上に腕を置く。

長く眠っていたらしい。

『あれ...?兄さん』

一郎「おはようA。先生たちが来てるんだ」

『え?』

一郎「この時期は寂しいだろ?だからたまにはいいかなってな」





一郎「って、なんで泣いてんだよ!?」

幻太郎「んんー...」『どうしたの?』幻太郎「最近、嘘が思い浮かばないのです」『幻太郎、正直者になる!?』幻太郎「というのは嘘です」『新手の嘘!?』→←二郎「姉ちゃん、姉ちゃん」『なぁに?』二郎「それ何?」『乱数にもらった...』二郎「え、何これ(広げた)」『ピカ〇ュウ。あげる』二郎「いらねぇ」



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (319 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
875人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

桜子(プロフ) - 夜月さん» 二郎「だって、姉ちゃんのこと馬鹿にされたと思ったんだもん...あ、姉ちゃんの花魁姿はしっかり写真撮ったから安心して!」 (2019年4月21日 21時) (レス) id: ff724fe003 (このIDを非表示/違反報告)
夜月 - うわ、マジか。どんだけみんな喧嘩に夢中なの...?? (2019年4月21日 16時) (レス) id: 3ca5c6783d (このIDを非表示/違反報告)
桜子(プロフ) - 夜月さん» 帝統「そうかそうか!楽しんでんだな!これからも楽しんでくれよ?」 (2019年4月20日 7時) (レス) id: ff724fe003 (このIDを非表示/違反報告)
夜月 - ww純粋な夢主ちゃんが新たにいるけどいらない知識を覚えて落ち込んでるw相変わらず面白いですわw草しか生えん← (2019年4月19日 23時) (レス) id: 3ca5c6783d (このIDを非表示/違反報告)
桜子(プロフ) - 叶夢さん» 乱数「うーん...ごめんねっ先にリクエストがあったんだ...うえーん!次!またリクエスト頂戴?」 (2019年4月19日 22時) (レス) id: ff724fe003 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:桜子 | 作成日時:2019年4月5日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。