オトコギライ《桃》

#キライ ページ20

小瀧side





ユ「やだ見られちゃった♡
倉橋さん、私の代わりごめんね？お願いしまーす！」





『……あぁ………うん……』

















そう言って顔を引きつらせながら歩いていく2人。












思わず両手が口元に持ってかれる。


























……やってもうたー！！！！！！！
















小「…嘘やん……。」



ユ「ちょっとーのんちゃーん？」



小「ちょ、ごめん、先行くわ……。」











フラッ…と立ち上がってこの場所を後にする。























まさか、まさかやんな……







Aちゃんに見られてもうたなんて……









そうや俺はこういう男やった…そりゃ何言っても伝わるわけないやん……













ましてや男嫌い、言うとんのにな……？





さっきはゴミを見るような目しとった……




超怖い。

























元々芳しくない所に自分でトドメ刺してどうすんねん……











小「俺のどあほ…………」





















廊下で盛大な溜息をついとると、後ろからドタバタと足音が聞こえてくる。















重「小瀧なんで来おへんかったん！！」




藤「佐々木達2回戦進出やって。」




小「…あ、そ……良かったやん……」








ちょっと今色々頭に入ってこんわ……。















重「？おい、どうしたん？」



藤「これから体育館行くんやけど望どうする？」



小「……やめとくわ。」



















今はちょっと頭を冷やそう。







んで、どうすればええか考えよう。












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