マネージャー 無表情 それから。[WEST]

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神山side





久々のオフ。




前は服見に行ったり、作曲したり自分のしたいことしとったけど、今はやることなんて1つしかあらへん。









神「……んー、ギターでも持ってくかぁ。」














勿論、Aに会いに行くねん。











いくら話しかけても返事出きへんくてはつまらんやろうから、今日は歌でも聴かせよ、思て病院に向かった。















もう見慣れた風景。



入館証をもろて、これまた押し慣れた数字を押してエレベーターで上がる。





















病室に入ればAの手を握りながら話しかけとる濱ちゃんの姿。




濱ちゃん、Aの手触るの好きやねんな。

前もしとったわ。






























俺も濱ちゃんも偶然ギターを持ち合わせとって、2人で何か歌おう、ってなった。









濱「…神山センセ、何歌いましょ？」




神「いやどういうノリなん笑
……せや、なうぇすとの中から何か歌おうや。
A多分知らんやろ？」






濱「お、ええなぁそれ。
…じゃあColorful Magic でも歌います？」





神「…ええんちゃう？
……待って、俺が泣いてまいそうやわ笑」





























ハモれる所はハモって、時々アレンジも効かせて、優しいギターの音色と共に歌い上げると、ほんまに泣いてまいそうで。











濱「やっぱ歌詞ええなぁ……。Aもそう思うやろ？」




神「Aはアレンジver.先に聴いてもうたから本家聴けへんかもな？笑」




















そうこうしとれば、少しずつ空がオレンジに染まってくる。







神「そろそろ、行くか……。」




濱「やな。……Aー？また来るなー？」



















ドアを閉めれば、無意識に口から吐かれる息。









やっぱ知らんうちに、気張ってたんやろなって実感する。






Aの前では気丈に振る舞わな、っていう使命感みたいなのんが俺ん中に存在すんねん。






















濱「……神ちゃん、Aの前やからって無理せんくてもええんやで？

Aは、神ちゃんが無理しとる姿見とる方がしんどいかもしれへんで？」



















神「…おん、そうかもしれへんな。

ありがと、濱ちゃん。」













また、メンバーに助けられた。
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