マネージャー 無表情 なぜ。[WEST]

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小瀧side



朝5時過ぎ、電話が掛かってきたと思えば相手は昨日の無愛想なマネージャー。
若いんだろうけどもっと可愛ければ気持ちよく起きれたんに、なんて変な事考えてノロノロと支度をする。





小「あー……眠い……ほんまだるいわぁ」





仕事がだるいんちゃうで？むしろ仕事は好きや。朝がだるいねん、朝が。
一応着替え終わって、持ち物も確認し終わった時、あのマネさんからまた電話が掛かってきた。

多分着きました、とかやろな。てかいちいち電話すんのほんまだるい。LINE持ってへんの？
まあ今はええわ、後で聞こ。


我ながら無愛想かつ一方的に返事をして下に降りる。
明日までに課題終わらせな、とかこんだけ歌ってたら歌詞飛ぶなんてあれへんやろ、なんて思いながらイヤホンから"ええじゃないか"を流して歩き進めた。





車に乗り込むと昨日と変わらない無表情すぎる、えっと確か……ひら、やまさん？平山さんで合っとるよな？？ が女性では珍しいアルトの声で指示を出した。




朝飯、、さすがに粉もんなんて入ってへんやろな……？？今はほんまに無理やで？


そんな心配も無駄やったらしく、袋の中はゼリーやパン、お茶が入っとった。


何にしよ……取り敢えずゼリーでも食うとくか……あ、このパン気になっとったやつや！




それなりに満足して朝食を終えた。次誰んちやろ。しげか？いや、でもこの道だと流星か？




「あの、次誰んち寄るん？」

あ、いつもの癖で敬語使うの忘れてもた。淳太とかいたら間違いなく怒られてんで。
平山さんも厳しそうやしなぁ。





『次は藤井さんですね。その後重岡さんになります。……どこか寄るところありますか？』


運転席から返ってきたのはフツーの返事。あんま気にせん人なんかな、でも∞兄さんのとこもマネージャーとタメ口やもんな。年季がちゃうけど。一応、確認しとくか。


小「そっすか、いや寄らんでええです。あの平山さん、」




『はい？』


バックミラー越しに目が合う。









小「その、敬語、あんま慣れてへんくて、失礼 や言われるんわかってるんですけど、平山さん 気にせんでくれる人ならタメでも、ええかなって。」





俺にしては頑張ったんちゃうか？思って返事を待った。

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