マネージャー 無表情 なぜ。[WEST]

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あなたside



あ、そういえばあの事伝えてないや。
んー、収録終わった後でも大丈夫か？神山さんの腰の方を今は優先したいなぁ











悩んだ末、収録後に言うことになった。
今は神山さんのマッサージをしてるんだけど、すごい眠くなってきた。


原因なんてもう分かりきってる。圧倒的睡眠不足と、今日はいつにも増して彼らが騒がしいから。


ちょっと前までは感情を無にするなんて簡単に出来ていたけど、たくさん関わるうちに、そんなこと出来なくなっていた。

無意識に、彼らの話に反応するようになっていた。


今日の収録は約2時間。スタートは今から15分後だからもう少し、もう少し頑張ったら寝れる。



今は神山さんのサポートに専念しないと。














神「んあーー！めっちゃ楽になったわ！！やっぱAのマッサージめっちゃ効くわぁ。ありがとなぁ！」



その笑顔、癒されます……





そうそう、重岡さんは……




いた。ソファーに横になってる。周りは寝てると思ってるけど多分寝てない。喋らなくていい良いように寝たフリしてるんだ。







『重岡さん、のど飴、ここ置いときますね？何か食べたいものあったらLINEでもいいので言ってください。』



ｺｸﾝと小さく頷いたのを確認してそこを離れる。他のメンバーは話してたりしてこっちには気づいてない。



彼は健康ヲタクなくせして良く体調を壊す。なのに誰かに知られてしまわないよう、元気なフリをする。



1番困るタイプだ。メンバーはまだしも、せめてマネージャーには言ってもらわないと体調を把握出来ないから。


だからいつも目を光らせていた。風邪を拗らせて悪化なんてたまったもんじゃない。







そしたら微かに鼻声で、話すのが辛そうな重岡さんが来た。今回もなんとか、分かったけど本当演技上手いよなぁ……






その才能他のことに使って欲しいわ。






7人が楽屋から出ていく所を見送って、1階にある売店にダッシュ。寝る時間を少しでも多く取りたいからね。ゼリーと薬、軽く食べられる物を数点買って、楽屋に戻る。







重岡さんのカバンにこっそりと入れて、任務完了。さて、寝ようか。










テーブルに突っ伏して、3秒もしないうちに眠りについた。























その時、まだ収録は始まっていない。

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