46話 ページ48
「……子猫ちゃん、とは?」
「あら、貴方"キティ"を知らないの?」
"キティ"
その単語に思わず体を強ばらせる。
「怪盗キッドだか何だか知らないけど、それに会いに行くとかで一緒に車に乗っていたじゃない」
一緒に車に乗っていた、といえば1人しかいない。
………Aだ。
まさか、と思う。
……まさか、あのAがキティ?
組織の幹部?
でも、この前キティについて聞いた時は知らないと言っていた。
あれは嘘だったのか?
「……ああ、そうでしたね。それで?そのキティがどうしたんですか?」
「最近、キティが組織に来ないのよ。キティと接触があるなら、貴方から直接言ってくれない?『そろそろ組織に顔を出して』って」
最近来ない、か……
記憶が失われているのか?
「Bye」
一方的に切られた電話を見つめ、数秒間。
これは、次にAに会ったときにいろいろ聞かなければいけないな。
公安として、バーボンとして、安室透として……
………降谷零として。
暗闇にひとつ、バーボンを飲む影がひっそりと佇んでいた。
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華美 - 神杏さん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2019年4月14日 10時) (レス) id: 06514a18af (このIDを非表示/違反報告)
神杏(プロフ) - めっちゃおもろいです!更新まってます! (2019年4月14日 10時) (レス) id: 4cd5a25095 (このIDを非表示/違反報告)
華美 - 読者さん» ありがとうございます!これからもよろしくお願いします!! (2019年4月9日 16時) (レス) id: 06514a18af (このIDを非表示/違反報告)
読者 - めっちゃおもしろいです!!更新待ってます^ - ^ (2019年4月9日 14時) (レス) id: 55ea5dd3ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:華美 | 作成日時:2019年4月4日 20時