【名探偵コナン】死なないように、疑われないように

39話 ページ41

「……ねぇ、流石に恥ずかしいんだけど」


じめっと睨みながら言ったけど、園子ちゃんにも蘭ちゃんにも効果なし。


だって！


やばくない！？


胸元が結構開いてるヤツだよ！？


なんていうか、V字みたいな感じで！(語彙力)


「大丈夫ですよ！めっちゃくちゃ似合ってます！」


蘭ちゃんが自慢気言うけど、絶対お世辞だよね！


最近の高校生、お世辞がうますぎる！



「ろくに胸も無い私がこんなの着ても、寂しいだけに決まってるじゃんか！」



そう、本当に。


蘭ちゃんの隣なんかに立つと、私の寂しさが余計に目立ってツラいんだよ！


「何言ってるんですか！？胸が大きいと蘭よりもデカいじゃないですか！！」



……もう無理！


辛辣！！


なんなの！？


高校生2人で私をいじって！



しまいには2人に「嫌味ですか！？」と言われる始末。


どうなってんのこの世界。


私の目が腐ってるのか？


周りから見ればデカい、みたいな。


トリップ補正だったら嬉しいな。




……じゃなくて！


なんかさり気なーく2人に手を引かれて、大広間の扉の前に立ったんですが。


この扉の向こうには一体何があるのか！？




果たして、運命や如何に！！





……扉からいい匂いが漂ってきたよ。



もしかしての！


もしかして！！



きっとこの向こうにはご馳走があるに違いない！

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