３９０．戦いの行方 ページ11
半兵衛の最期を感受したか、その魂が寄り添うのを感じ取った秀吉は、遠く西方の空を見上げた。
政宗「…何をボケッと空を見てやがる。見えもしねえ海の向こうを眺める前に、まずはテメエの脚元をよく見やがれ…！」
ゆっくりと歩み寄り始める秀吉。
秀吉「遠吠えはやめよ。既に思い知り悔いているのだろう。強大な力というものに、身の程を知らず刃向った愚を」
足にきている政宗。立っているのがやっとの状態のその痩身をまた掴み上げ、
秀吉「大局を知らず天下に名乗りをあげる事、それ自体がおこがましいと知れ…！」
と、足早に進み出し――前方にある城の本丸櫓に政宗を背中からぶち当て、深深とめり込ませる。
政宗「ぐぶっ…！！」
そして、その隻眼が畏怖に見開かれた次の瞬間、肉薄した秀吉の巨拳がもろに直撃し、建物の奥深くにぶちこまれる政宗。
衝撃で崩落する本丸櫓――肩先近くまでめり込ませ、拳を放った残心姿勢のまま、巨大な建物が崩落しきるまで静止している秀吉。
秀吉「…これが、力なき者の最期よ」
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コマさん - 最初から読みました！とても感動しました｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡ (2017年5月7日 12時) (
レス) id: 29a322c6a9 (このIDを非表示/違反報告)
クイナ - えーと、楽しく読ませてもらってんスけど...。ワンピース入ってますよね。何か全然違和感無くておもろいッスよ (2016年3月28日 11時) (レス) id: 878c05571f (このIDを非表示/違反報告)
舞 - はじめまして、舞です。私も最初っしょから読ませていただきました(^O^)とても素敵で感動しました。本や漫画にしてもおかしくないです。素晴らしい物語でした。ありがとうございました。 (2014年5月9日 22時) (レス) id: 7c57ccdb7c (このIDを非表示/違反報告)
☆ひいらぎ☆(#´^`#)/(プロフ) - 最初っから読ませて頂いたのですか、凄く感動しました！私も結構涙脆いので、途中でボロボロ泣いてましたwとてもよかったです！ (2014年3月9日 4時) (レス) id: fcd858585a (このIDを非表示/違反報告)
花海月ヒリス(プロフ) - 双龍阿修羅@元朱雀さん» 見てくれてありがとうございます！今後出される作品も楽しみに待ってて下さいね(^_^) (2013年11月11日 22時) (レス) id: faf94e31c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花海月ヒリス | 作成日時：2013年9月12日 16時
