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─鈴木大博物館─
「 おじ様〜!久しぶり〜! 」
あれから案の定、園子に龍馬展に行こうと誘われて今日はその当日。
快斗も今日行動するらしいし、丁度いいタイミングだった。
「 結構並んでますねお客さん! 」
『 龍馬ブームですし、キッドの予告も関係あったりするんですか? 』
「 ああ!まさしくその2つが関係しておる!
まあ儂が主催しておったなら、新聞広告やTVCMをバンバン打ちまくって客をこの数倍は集めたんじゃがのォ! 」
「 でも珍しくない?おじ様が他人の展覧会の為に博物館のスペースを貸すなんて… 」
「 最初はそんな気はなかったんじゃが、キッドに盗られるとわかっておるのに素人に任せるわけにはいかんと思ってな… 」
「 素人? 」
…そういえば快斗が言ってたな。
今日の主催は次郎吉さんじゃなくて、2人組で悪事やってる人だって。それを暴くために今日はやるんだったっけ。
「 この龍馬展を主催しておる
警備が杜撰でことごとく盗賊に何かを盗まれておる体たらくでなァ… 」
「 じゃあ買っちゃえばよかったのに、龍馬のガンベルト!値段ふっかけられたの? 」
「 いや、逆にかなり値切ったんじゃ…
買う前にウチの鑑定家に見せてもくれんから、本物かどうかも定かではないし… 」
『 でも、有名な鑑定家さんのお墨付きももらってるんですよね? 』
「 そうなんじゃが…あれで本当にキッドが釣れるかどうか不安じゃったし… 」
…ハハ、私はこんな調子で大丈夫なのか不安だよ。
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名無しちゃん。 - 夢主ちゃん可愛い...。更新頑張ってください! (2021年6月6日 9時) (レス) id: bb084ba885 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こーさん | 作成日時:2021年6月4日 17時