・ ページ9
・
黒木「A」
「黒木先生」
黒木「送るよ」
「ありがとうございます」
2人で肩を並べて歩き出す。
黒木「…さっきの話」
「さっき?どの話ですか?」
黒木「元カレの彼のこと」
「…あぁ、」
黒木「まだ好きなんだ」
「えっ、いや、そんなことは…ないですけど…」
黒木「ほんとに?」
「…うー、多分?」
あれ、なんで私こんなに曖昧な返事してるんだろう、
と歩きながら考えていると、
いつのまにか隣に黒木先生はいなくて。
振り返ると、立ち止まって私をじっとみていた。
「…え、黒木先生?」
黒木「…」
黒木先生は何も言わず、
私に近づいてきて。
私の目の前に立つと、私の頬に優しく手を添えた。
「えっ、と…?」
ゆっくりと近づいてきた黒木先生の顔。
避けることができずに、
思わずぎゅっと目を閉じた。
「…」
しかし、いつまで経っても何もなく。
目を開けると、
黒木先生がじっと私を見ていた。
黒木先生はゆっくりと私から離れると、
私の頭に手を乗せた。
「…っえ、」
黒木「ダメでしょ、目なんか閉じちゃ」
「…う、すみません、」
黒木「ダメだよ、もう彼氏以外の男にキスなんてさせたら」
「…されませんよ、キスなんて、」
黒木「ほんとに?」
「ほんとです、!」
黒木「じゃあ、また明日」
軽く手を振っている黒木先生に軽く頭を下げ、
ホテルへと入った。
_ダメだよ、もう彼氏以外の男にキスなんてさせたら
…もう?
ーー
評価沢山ありがとうございます…!!
・
294人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
理音(プロフ) - ドキドキが止まりません(((;゚Д゚)))ドキドキ展開がもう好きすぎます!!これからも応援してます!! (2022年1月15日 1時) (レス) @page30 id: d1bb6ccd48 (このIDを非表示/違反報告)
紅茶(プロフ) - 寧那さん» うわぁ、嬉しい…ありがとうございます…!! (2021年12月12日 21時) (レス) id: 9cb04252fe (このIDを非表示/違反報告)
紅茶(プロフ) - どんぐりさん» ありがとうございます〜! (2021年12月12日 21時) (レス) id: 9cb04252fe (このIDを非表示/違反報告)
寧那 - 何故、投票が1回しか出来ないんでしょう…!!でも、読むたんびに1番右側の星を押させてもらってます!!応援してます!! (2021年12月12日 15時) (レス) @page30 id: 8653afb737 (このIDを非表示/違反報告)
どんぐり(プロフ) - 初めまして。とても面白くて何回も読み返してます!頑張ってくださいヾ(・ε・`*) (2021年12月10日 11時) (レス) @page23 id: 8a839eaa9e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:紅茶 | 作成日時:2021年12月5日 23時