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黒木「A」


「黒木先生」


黒木「送るよ」


「ありがとうございます」










2人で肩を並べて歩き出す。












黒木「…さっきの話」


「さっき?どの話ですか?」


黒木「元カレの彼のこと」


「…あぁ、」


黒木「まだ好きなんだ」


「えっ、いや、そんなことは…ないですけど…」


黒木「ほんとに?」


「…うー、多分?」












あれ、なんで私こんなに曖昧な返事してるんだろう、
と歩きながら考えていると、

いつのまにか隣に黒木先生はいなくて。

振り返ると、立ち止まって私をじっとみていた。












「…え、黒木先生?」


黒木「…」












黒木先生は何も言わず、
私に近づいてきて。

私の目の前に立つと、私の頬に優しく手を添えた。












「えっ、と…?」












ゆっくりと近づいてきた黒木先生の顔。

避けることができずに、
思わずぎゅっと目を閉じた。












「…」













しかし、いつまで経っても何もなく。

目を開けると、
黒木先生がじっと私を見ていた。

黒木先生はゆっくりと私から離れると、
私の頭に手を乗せた。












「…っえ、」


黒木「ダメでしょ、目なんか閉じちゃ」


「…う、すみません、」


黒木「ダメだよ、もう彼氏以外の男にキスなんてさせたら」


「…されませんよ、キスなんて、」


黒木「ほんとに?」


「ほんとです、!」


黒木「じゃあ、また明日」












軽く手を振っている黒木先生に軽く頭を下げ、
ホテルへと入った。




_ダメだよ、もう彼氏以外の男にキスなんてさせたら





…もう?














ーー


評価沢山ありがとうございます…!!





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理音(プロフ) - ドキドキが止まりません(((;゚Д゚)))ドキドキ展開がもう好きすぎます!!これからも応援してます!! (2022年1月15日 1時) (レス) @page30 id: d1bb6ccd48 (このIDを非表示/違反報告)
紅茶(プロフ) - 寧那さん» うわぁ、嬉しい…ありがとうございます…!! (2021年12月12日 21時) (レス) id: 9cb04252fe (このIDを非表示/違反報告)
紅茶(プロフ) - どんぐりさん» ありがとうございます〜! (2021年12月12日 21時) (レス) id: 9cb04252fe (このIDを非表示/違反報告)
寧那 - 何故、投票が1回しか出来ないんでしょう…!!でも、読むたんびに1番右側の星を押させてもらってます!!応援してます!! (2021年12月12日 15時) (レス) @page30 id: 8653afb737 (このIDを非表示/違反報告)
どんぐり(プロフ) - 初めまして。とても面白くて何回も読み返してます!頑張ってくださいヾ(・ε・`*) (2021年12月10日 11時) (レス) @page23 id: 8a839eaa9e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅茶 | 作成日時:2021年12月5日 23時

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