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黒木「もう10分も過ぎてますね。島津さんご両親の面談時間。
なんの連絡もありませんか?」
佐倉「はい。
こちらから、電話してみましょうか、」
佐倉先生がそう言った瞬間、
電話が鳴った。
佐倉「はい。桜花ゼミナール吉祥寺校です」
電話に出ると、
チラッと黒木先生とわたしを見た佐倉先生。
島津さんからだと察したわたしたちは、
佐倉先生に近づいた。
黒木先生は、電話をスピーカーにした。
佐倉「…あ、島津さん、今日はどうされましたか?」
島津母「あの…
面談の予定だったんですけれども…
ちょっと…立て込んでまして…伺える状況じゃなくて…」
島津父「もう塾には頼らないと言ったはずだろ!!
いいから電話を切れ!!」
島津母「はい…!」
佐倉「わかりました、面談はまた組み直しましょう。
落ち着かれたら、またご連絡ください」
島津母「はい…すみません…」
少し乱暴に、電話が切れる音がした。
佐倉「どうしましょうか、黒木先生…」
黒木「少し時間を置いて、私がもう一度かけてみます」
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先ほどの電話から少し時間が経ち、
何度目かの電話をかける黒木先生。
数回目でようやく繋がったようであったが、
島津母「お願いもうやめて…!!
お願い!もうやめて!!やめてよ!!
やめてよ、誰か…!!」
島津父「うるさい!!」
電話の向こうから、そんな声が聞こえた。
佐倉「まさか…黒木先生!」
「黒木先生!」
咄嗟に黒木先生の腕を掴んだが、
その手は振り払われた。
黒木「…」
「黒木先生…!」
佐倉「先生!!
あ、あの、私追います!片岡先生はここにいてください!」
7話Fin.
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移行します!!
3でもよろしくお願いします〜!!
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理音(プロフ) - ドキドキが止まりません(((;゚Д゚)))ドキドキ展開がもう好きすぎます!!これからも応援してます!! (2022年1月15日 1時) (レス) @page30 id: d1bb6ccd48 (このIDを非表示/違反報告)
紅茶(プロフ) - 寧那さん» うわぁ、嬉しい…ありがとうございます…!! (2021年12月12日 21時) (レス) id: 9cb04252fe (このIDを非表示/違反報告)
紅茶(プロフ) - どんぐりさん» ありがとうございます〜! (2021年12月12日 21時) (レス) id: 9cb04252fe (このIDを非表示/違反報告)
寧那 - 何故、投票が1回しか出来ないんでしょう…!!でも、読むたんびに1番右側の星を押させてもらってます!!応援してます!! (2021年12月12日 15時) (レス) @page30 id: 8653afb737 (このIDを非表示/違反報告)
どんぐり(プロフ) - 初めまして。とても面白くて何回も読み返してます!頑張ってくださいヾ(・ε・`*) (2021年12月10日 11時) (レス) @page23 id: 8a839eaa9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅茶 | 作成日時:2021年12月5日 23時