君を笑顔にするために。2

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《 佐倉 side 》










新平「はーいお待たせ〜！
新ちゃん特製スペシャルスペアリブよ！」


『すごーい！』


『いただきまーす！』


『すごーい！これ、紗良のパパが作ったの？』


紗良「そうだよ、お祝いの時はいつもこのスペシャルスペアリブ！」


新平「いーっぱいあるから美味しいからって、
骨まで食べちゃダメだぞ〜！」












なんて、楽しそうな光景を、
少し離れたところから灰谷先生と眺めていた。











『くろっきー、はい！』


黒木「お、ありがとう」


「マナちゃんえらいねぇ」


黒木「いただきます」


紗良「マナちゃん、Aちゃんには？」


『Aちゃんはね、くろっきーが食べさせてあげるの！』


黒木「僕が？」


『あーんして！』


『おっ、マナちゃんわかってるねぇ！』


「こら！誰マナちゃんにこんなこと教えたの！」


『えーいいじゃーん』


黒木「A、ほら。あーん」


「乗らなくていいですから！」


『黒ちゃん怒られてやんの〜』













佐倉「あんな黒木先生見たの初めてです…」












いつもと違う黒木先生に驚きが隠せず、
灰谷先生に声をかけると、

灰谷先生はその様子を辛そうに見ていた。












佐倉「…灰谷先生？」


灰谷「え？…あぁ、私もです」













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