君を笑顔にするために。2

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そして、合宿当日。












白柳「そうですか、紗良が」


黒木「はい。不思議な力を持った子です。
時に私も及びません」


白柳「じゃあ私の囲碁と同じですね」


橘「あっ、そろそろ出発しますので！」


黒木「橘先生、これを。
Ωクラス選抜テストの結果を反映したクラス分け表と部屋割りです」


橘「はい！」










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「あれ、黒木先生、行かれないんですか？」


黒木「バスは苦手なんです」


「乗り物酔いですか？」












弱点、とまでは言わないけど、
黒木先生の弱い部分に少しニヤニヤしていると、

片手で頬を摘まれた。












「んむっ、」


黒木「何ニヤニヤしてるんですか」


「…べつに、」


黒木「ふ、」


「もう、離してくださいっ！」


黒木「早く行った方がいいんじゃないですか。
置いていかれますよ」


「言われなくても行きますぅ」











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白柳「仲が良くて何よりですよ」


黒木「…失礼しました」















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