君を笑顔にするために。2

6話 ページ16

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島津くんと海斗くんの件が解決して数日後、
紗良ちゃんは桜花にやってきた。












佐倉「えっ、紗良ちゃんなんで！？」


紗良「黒木先生のお手伝いでちょっと」


桂「黒木先生と紗良ちゃん知り合いのなの？」


紗良「はい！」


『ちょっと、二女？可愛い〜！』

『羨ましい〜！』












紗良ちゃんを見ると、
女の子たちが集まってきた。












黒木「紗良さん。わざわざ申し訳ない」


紗良「全然平気です。
今日学校行く用事あったんで、その帰りだし」


黒木「あの子が柴田まるみさんです。
…紗良！」


紗良「大丈夫！
…柴田まるみさん？」


柴田「は、はい…」












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紗良「すごーい！綺麗な教室！」


柴田「そうですか？」


紗良「うん！

私が通ってた塾はね、この半分くらいの広さで、
床に座布団敷いてテーブルで勉強してたから。

それがまた面白かったんだけどね。

時々足が痺れるから、痺れるまでにこの問題解くぞー！
って頑張ってみたりとか。

そしたら、解き終わったと思ったらひっくり返ったりしてね。

その塾で黒木先生と出会って、
中学受験もそこで教えてもらってたの。懐かしいなあ」












黒木先生は紗良ちゃんの話を少し聞くと、
講師室へと戻って行った。

…心配性だなぁ。













上杉「あ、先生！」


「ん、どうしたの？」


上杉「あのさ…志望校の話なんだけど、」


「？うん」


上杉「おれ…」














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