君を笑顔にするために。2

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黒木「お母様、落ち着いてください」


島津母「きっと私のせいで…

きっと私のせいで…あの…先生…どうしたらいいんでしょうか…
私は主人に…なんて言ったらいいんでしょうか…」


黒木「安心してください。私たちが見つけますので」


島津母「どうか…どうかよろしくお願いします！」











講師室の外で、
海斗くんが走って出て行くのが見えた。













黒木「森先生。お母様を空き教室へご案内してください」


森「わかりました！
お母様、ご案内しますね。あちらです」










お母様が空き教室へ向かうと、
佐倉先生が講師室を飛び出してきた。












佐倉「私探しに行ってきます！」


黒木「どこをですか」


佐倉「えっ、とりあえず…」


黒木「当てずっぽうに探しても無駄なだけですよ」


佐倉「じゃあ先生には心当たりがあるんですか？」


黒木「いいえ。

ただ、貴方よりも先にいち早く彼を探しに出た人物がいます。
きっと島津さんの居所に当てがあってのことかと。

そうですよね、片岡先生」


佐倉「え…」


「何度か、島津くんを見かけたという話を聞いたことがあります。
多分そこに向かったんだと思います。

私、行ってきます」


黒木「お願いします」













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