【刀剣乱舞】桜舞う刀【刀剣女子】

桜の花びら35枚 ページ36

『あ、あの、僕の存在忘れないでくださいね。』



そう控えめにいうと、一斉にみんながこっちを向き口々に言う。


うん。待って僕聖徳太子じゃないのよね。２人でも聞き取るのがやっとなのね。


３人？３振り？同時は、むりなのね。


なんて、心の中で自分でも少しうざいなと思う言い方で思い、少し黒い笑みでこういう。


『とりあえず、一度に喋らないでください。

　あと、どうして、穴の中に、三日月さんも、一期さんもいるんですか！！！』



そういうと、鶴丸さんは急に手を伸ばしてきた。


抱き着いてきて、２振りに自慢するかのように言う。



鶴丸「紅は、俺と２人っきいがよかったってことだ〜」


待て待て待て待て！！！！！

どうしたらそうなるんだ！！意味わかんないわ！というか、こんなイケメンに抱き着かれてうれしくない人なんている？！あぁ、刀になってよかった…今日が僕の命日か…神様ありがとう。あ、僕も今は付喪神だっけか？



なんて、思う。顔がすっごく熱い。きっと僕は今すっごく真っ赤なんだろう。



三日月「なんと！ずるいぞ鶴丸。早くお紅から離れろ。」


一期「紅鶴殿…」


鶴丸「な〜？紅は俺が好きだよな〜？」



『へ？？』


もう、いろいろオーバーヒートとする頭の中。


そこへ、


薬研「ちょーっとばかし、やりすぎだぜ。

　 鶴丸の旦那。からかうのは、終わりにしようや。朝餉。みんな待ってるぜ。」


救世主、薬研がさん現れた。

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