【刀剣乱舞】桜舞う刀【刀剣女子】

桜の花びら３１枚 ページ32

後ろを振り向く余裕もなく、ではっと青江さんにいい走り出す。



庭にでも逃げようか。



しばらく、建物内を走った後庭に飛び出したら足元が浮く感覚があった。




え…？っちょ！！待ってよ！！！落ちる！！！！




なんて思ったが時すでに遅し…なぜか落ちてしまった。




『うぅ…なんの、穴？？



　こんなとこに……』




鶴丸「こ、こりゃぁ驚きだぜ……昨日あれから姿を現さなかったのに急に上から降ってくるなんざ、どうしたんだ？？」




そんな、鶴丸さん言葉よりもっと気になるとこがあった。




『鶴丸さん。その手のものは何ですか？』



そうきくと、一瞬頭の上に？を浮かべたが理解したらしく教えてくれた



鶴丸「あぁ、これはだな主に買ってもらったんだ。


　 すこっぷ？というやつで、落とし穴をほるのにすっごく便利なんだ！」




どうやら、僕は鶴丸さんの掘った落とし穴に落ちてしまったようで…。




『鶴丸さん。どうして僕がここにいるかわかります？』




そう笑顔で聞くと、キラキラした顔で


空が飛べるようになったのか？？



といわれる。




『あんたの作りかけの、落とし穴に落ちたんでしょうが！！！！馬鹿兄が！！！！』




気づいたら、そう口走っていた。



すこししても、何にも言い返してこないのでさすがに言い過ぎたかなっと思い顔を上げると




右手で、口元を抑えてる鶴丸さんがいた。




吐かないでくださいね？！




なんて思っていたら、急に右手をおろして口を開いた




鶴丸「…今、俺のこと兄って…馬鹿兄って……初めて、兄って……



　 こ、こりゃぁ驚いた…。俺は、許してもらえないと思ってたんだ。



　 こんな俺が兄でもいいのか？本当に兄でいいのか？？」





っと、少し泣きそうになりながらも聞いてくる。




ども、どこか白いはずの肌が頬だけ赤くなっていた。

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