【刀剣乱舞】桜舞う刀【刀剣女子】

桜の花びら２５枚 ページ26

ふと、目を覚ますと少し肌寒い感じがした。



どうやら、僕が寝ていたのは屋根の瓦……



建物の中は、ずいぶんと騒がしいようで大方、僕がいなくなったと騒いでいるんだろうなぁ〜なんて、思いながら内心今は一人にしてほしい気分だった。




ふと、ごろーんと瓦の上に寝転がると綺麗な月と綺麗な星が見えた




……三日月…ねぇ？




綺麗な月に、少し複雑な気持ちが混ざる




どうしても、今日一日でいろいろありすぎて気持ちに整理がつかない。




まぁ、あんまり頭のよろしくない僕が気持ちの整理なんて無理だけどね。




いつも、そのまま引きずってきてるからきっと整理の付け方すらもわからないんだろう。





なんて、自分の中でいろいろ考えこんで無理やり言い訳を作ったはいいけどここからどうすればいいかの考えなんてさらさらない。



ふと、後に何かの気配を感じて振り返るとそこにはおびえ切った虎がいた。



虎といっていいかわかんないサイズだけど、まぁきっと五虎退さんの虎かな…



手を出すと、すり寄ってくる虎。



『…人懐っこいんだね。



　怯えなくていいよ。こっちおいで。』




と言って、手を広げる。



そうすると、素直に来たからそのまま抱きかかえた



『…人を信じるのは、いいことだけどでも裏切られたらどうするの？



　傷つくだけだよ。そうやすやすと人を信じちゃダメだよ。』



まぁ、僕はそんなことしないけどっとそう続けようとしたとき後ろから声が聞こえた。

桜の花びら２６枚→←桜の花びら２４枚

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す