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こんな近くで人に話されたのなんて人生で初めてで戸惑う
急に抱き締められたとき、体が固まってしまった
抵抗しても全然離してくれなくて
仕返しって…私こんな強くやってない、そもそもわざとじゃない
渡辺「お前罪人だな」
「急に何っ」
渡辺「俺をここまで翻弄しやがって、満足かよ」
もっと全力でブチギレてたらきっと離れたろうに
なのに、何で私…
結局そのあとは何故かウチまで送ってもらってしまった
私が中に入るまでずっと見てるし
…………
菜央「A!おはよー!」
「おはよー」
菜央「昨日のことあってモブ男やばいやつ認定されたみたいだよ笑」
「もう?早くない??」
菜央「人気者は大人気者に負けるからね笑。てか!!」
急に大きな声を出す菜央
菜央「渡辺君すごい積極的じゃん!」
「っ……」
モブ男君のことはなんとかなったっぽいけど、こちらの件については昨日から悩みよりも動揺が大きくて
今まで、好きだとか付き合って欲しいと言われることは幾度かあった
でも、それはきっとその人たちが彼女が欲しいだけであって、私にこだわってるわけでもなさそうだった
だからこそ
「どんな出会い方しても俺はお前を好きになる」
あんなこと言われて驚いた
それに、何よりも告白された後の周りの反応がいつも厄介だったからそういう話はいやだったのに
彼は、菜央のいう通り、本当に逃げても避けても現れるし…
なんか、どうしたらいいかわからなくなる
菜央「もう、難しいこと考えなくていいと思うよ?」
いやいや、難しすぎるよ
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作者名:こばち | 作成日時:2022年11月15日 23時