【鬼滅の刃】雪柱さんの我慢事《弐》【冨岡義勇】

71話 ページ27

炭治郎side




鯉夏「吉原について数年後くらいにね、両親が自らの考えで私を売ったんじゃないってことがわかってね。つくづく愛されてたんだなって思うのさ


Aのお陰でこうやってこの子達にも優しくできてるんだよ」




鯉夏花魁は女の子たちの頭を撫でた





Aさんはやっぱりすごい...たくさんの人を元気づけてるんだ。





炭治郎「...あの、いずれ、Aさんに会えますよ...！だから、その、Aさんは元気です！」





今遊郭にAさんがいると言ってしまえば鯉夏さんがいろいろ誤解してしまいそうだ




だから、いつか会える、と濁しておこう





鯉夏「そうね、最近近くにAがいるような気がして嬉しいの。炭子ちゃんが来たからかもね」




にっこりと笑う鯉夏花魁




どことなくAさんに似てる気がした





___貴女side




A「鯉夏...」




数日前の花魁道中で鯉夏を見て無事を確認して一安心した。




懐かしいな、鯉夏。元気そうでよかった





ふと昔鯉夏に出会ったことを思い出す





まだ線香花火持っててくれてるのかなぁ...





ズキッ





A「...酷くなってきてる」





飴を食べる。





A「朔。宇髄さんに切見世(きりみせ)へ行くと伝えてきて」





朔「ワカッタ！」





そろそろ、私も動こう。





切見世(きりみせ)。最下級の女郎屋




客がつかなくなったり病気になった遊女が送られる場所




人があまり寄り付かない場所。見てみる価値はある

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