【鬼滅の刃】雪柱さんの我慢事《弐》【冨岡義勇】

63話 ページ19

貴女side




「いやぁ、こりゃまた...不細工な子たちだね...」




そういったのはときと屋の奥さん




顔を真っ白に塗って口紅は分厚く、極めつけのまろ眉...なんとも残酷に仕上がった炭治郎くん善逸くん伊之助くん



まぁこれを見りゃ誰でもそうなるわな





「ちょっとうちでは...先日も新しい子入ったばかりだし...悪いけど...あ、でもアンタの隣の子だったら受け入れてもいいよ」




そう言って奥さんが指さしたのは私




おうふ...




宇髄「悪ィな奥さん。こいつは俺の嫁なんだわ」




嫁？？？？YOME？？？




もうちょいましな嘘ないですか？仮にも私想い人いますよ？両想いですよー？？？




は？て顔して固まってると宇髄さんに背中をつままれた




はっとして宇髄さんの方を見ると「話し合わせろボケぇ！！｣と言いたげな顔してた




A「そっ、そうなんです〜ですからこの子達のうち1人、お願いできませんか？」




ニコッと笑ってみせる。ひきつってないよね笑顔。大丈夫だよねぇ...？？



「うん、いいよ」



そう言ったのは旦那さんだった。顔顔。デレデレじゃん




「ちょっとアンタ！なに勝手なこといってんの！」




夫婦で軽い小競り合いをはじめた




「...」




急に奥さんが黙った。なんだなんだ





「まぁ1人くらいならいいけど」





宇髄さんを見てぽっと頬を赤く染めて言う奥さん





素顔宇髄さん強ぇ...





そりゃそうだよね！！！目元のメイクとって髪の毛下ろしてねぇ！？めっちゃイケメンじゃんどうした！？私でもビビったわ！！！！




宇髄「じゃあ1人頼むわ。悪ィな奥さん」





「じゃあ真ん中の子を貰おうかねっ、素直そうだし」





照れ照れしながら言う奥さんをなんとも言えない顔で見る旦那さん





旦那さん。あなたもさっきまでこんなんだったよ...





ちなみに。真ん中の子、というのは炭治郎くんのことだった



左から伊之助(猪子(いのこ))、炭治郎(炭子(すみこ))、善逸(善子(ぜんこ))である




炭子「一生懸命働きます！」






炭治郎くん。否、炭子就職決定

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