饒舌な花火【KN】2014.7 (ページ9)

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あとがきページ9

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何ということのない、夏の夜の短いお話でした。

最初にご挨拶したとおり、下書き段階では1章丸々使うくらいのボリュームに仕上げるつもりで書いていましたので、だいぶ端折って凝縮しています。
ところどころあらすじっぽくなってしまってるのはご容赦ください^^;

契約のお話の後で、2人の関係がどう変わって、どう変わっていないのか。
ほんの少しかもしれないけれど、前に進んだ2人を描きたかったお話。
不確かな未来だとしても同じ未来を欲しいと願い、他愛もない冗談まじりのやり取りに想いを託して言葉で交わし合う2人の気持ちが、なんとなーく伝わっていればいいなと思います。

『LAST FOREVER』のあとがきを読んでくださった方はピンときたかもしれませんが、あの中に書いていた「夏祭りの花火の話」がこの話です。
ちなみに、2017年ハピバの機種変の林檎話でお守りにしている「和也のベランダから見た遠くの花火の写真」というのも、今回の花火の話と繋がっていてですね。
この年の写真なのか、それとも二宮さんが言っていた通りまた翌年以降に一緒に見た時の写真なのかは、読まれた方のお好みで妄想していただければ^^

夏祭り会場でAさんの隣にいた浴衣姿の若い男性は、相談室に新しく配属されてきた後輩にあたる同僚くんです。
画面に映し出されたのは、ちょうど同僚くんが恋人と待ち合わせをしていて仕事が終わったら一緒に花火を見に行くという話を聞いてあげてる場面だったのですが、ヨーヨー釣りの場面と同じく主人公ちゃん視点がないので省略。

2人が飲んでいるビール。
これまでは緑のラベルの発泡酒でしたが、嵐は2013年春に発泡酒からビールのＣＭキャラクターへと変更となった為、二宮さん宅の冷蔵庫の中身も発泡酒からビールへと変わりました。

他にもどうでもいい細かいこだわりをいくつか詰め込んで書いていますので、これまでのお話とリンクする何かを感じてくださった方がおられたなら、気付いてやったぜ！とほくそ笑んでもらえると嬉しいです。

1年以上前の下書きですので、読み返してみると、今ならここには触れないだろうと思う箇所もあったりします。
書き直したい衝動に駆られますが、この当時書いておきたかった2人の想いを今の私が手を加えることで変えてしまうのはイヤなので、そのままで。

では、また残りのお話(残りのネタ？)で。

短いお話でしたが、最後までお付き合いありがとうございました。

2020.7

kico

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