スケベ柱こと風柱のラッキースケベられ継子【鬼滅の刃】

伍 ページ14

胡蝶姉妹に感謝し、蝶屋敷を後にした。
もう、日が暮れ始めたみたいだ。


実「………頭、大丈夫かァ？」
『…………ぇ(ｼｭﾝ』


(……頭おかしいって、こと？)


実「ちげェ!!傷、大丈夫かっつってんだァ!!(怒」
『……大丈夫です』
実「ったく…んな顔すんなよなァ…(汗」


やっぱり実弥さんは、
荒っぽいけど、優しい人だ。


実「……おィ」
『はい？』



実「……俺がお前を剣士にしてやる」



いくら夕日が綺麗でも、貴方にピントがあう。

風のそよぐ音すら聞こえず、貴方の言葉が頭に残る。



実「…“継子”にするかは、すぐに判断はしねェが……」

＜ギュッ!!＞

実「っ〜〜!?っざけん…!?//」
『……師範』
実「…？？」

＜………ギュゥ…＞


『…ありがとう、ございますっ…!!』


微かに震える体。
駄目だ、泣くのはやめろ。


＜ポン…＞

実「……泣き虫は治せよなァ(ﾌｯ」
『………はぃっ…!!』


＜ムニィ………＞

実(やっ…………わらけぇ…？)


実「………そ、そろそろ離れろォ…//」
『………やー』
実「嫌じゃねェ!?//」

＜ギュゥ…＞

実「っ〜〜!?//(汗」

＜ガシッ!!＞


無理矢理、顔を向かい合わせられる。
師範の顔が、目の前に____。



実「……A、俺も男だぞ？」



師範は、何故か____

【獣(ｵﾄｺ)】の顔をしていた___？



『……………ぇ(驚』
実「………言ったからなァ」

＜わしゃわしゃ…!!＞


師範は、私の髪の毛をわしゃわしゃした。え、かっこいい…。


『…って、うわぁぁあ!?(汗』
実「おーし、今から稽古すんぞォ〜」

＜ピクッ…＞

『……稽古!?//(ｷﾗｷﾗ』

実「お前に『呼吸』から何まで、全部叩き込んでやるよ、覚悟しろや…♪(ﾆﾋｯ』


実弥さんの笑顔が、あのシーンに重なる。
彼に笑いかけた、幼い日の師範の笑顔に____。


『……はいっ!!師範!!(ﾆﾋｯ』









実「ちげェ、腹から息しろォ!?(怒」
『ひっひっふー!!(汗』
実「真面目にやれェ!?(怒」
『真面目ですっ…!!』




深夜に、

頭から血を吹き出した私と、

それを凄い険相で運ぶ実弥さん。


その二人に、しのぶさんが怒鳴ったのは言うまでもないだろう。

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