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第42話 ページ9

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堕姫の体に帯が戻ってきた


分裂していた帯が堕姫の体に吸収されていく


「やっぱり」


堕姫の口元が綺麗な弧を描く


「柱ね……柱が来てたのね。良かった……


あの方に喜んで戴けるわ……」


堕姫の姿が変わった


斬れた胴体もほぼ治ってしまった


「ごめん…!A!せっかく隙を作ってくれたのに…」


「大丈夫よ。また隙は作ればいい」


「おい!何をしてるんだお前たち!」


建物から一般人が騒ぎを聞きつけた出てきた


「……うるさいわね」


「だめだ!下がってください!建物から出るな!」


炭治郎が叫んだ瞬間


堕姫の一瞬の攻撃


その一撃で街並みが一瞬にして滅茶苦茶になった


人も胴体が切り離されもうすでに死んでいる者もいる


「炭治郎…!その傷…」


炭治郎も深手を負っている


「俺は……ッ大丈夫だ…!Aは…?」


「私は無事よ」


「馬鹿ね……私がAに傷を付けるはず無いじゃない!」


堕姫はそう言ってその場から去ろうとする


「待ちなさい、堕姫」


そう言うと堕姫は嬉しそうにこちらに振り向く


「なぁに?A。鬼になる気になった?」


「違う!Aは鬼にならない……許さない…こんなことをしておいて」


「何?まだなにか言ってるの?不細工。醜い人間に生きてる価値無いんだから仲良くみんなで死に腐れろ」


その瞬間


炭治郎は激怒した


炭治郎は所謂覚醒状態に入った


私が下手に入らないほうがいい


まさに激闘


堕姫が押されてる


「堕姫、止まれ」


ピタリと堕姫の動きが止まる


「ッ!!体が…!」


炭治郎が堕姫の頸を斬ろうとした


……しかし


「アンタなんかにアタシの頸が斬れるわけないでしょ…!!」


柔らかすぎて斬れないのか


「今度は斬らせないから!」


堕姫は帯の斬撃を繰り返す


しかし炭治郎によって帯が一箇所に集められた


そして…


一瞬にして距離を詰めた


「……ゴホッ」


「………」


鬼の頸を斬ることは叶わなかった


限界を迎えたんだ


「ゴホッゴホッゴホッ……」


「炭治郎!」


「惨めよね…人間っていうのは本当に……Aもそう思うでしょう?これを見てもまだ人間でいたいと思うわけ?」


「……堕姫には分からないでしょう。人間でいることの価値が」


「分からないわ。脆いし、老いるし、醜いし……良いところなんて1つも無いじゃない」

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Gatto:(プロフ) - 界さん» ありがとうございます!コメント嬉しいです〜! (2023年1月24日 16時) (レス) @page37 id: 0689703d8f (このIDを非表示/違反報告)
- めちゃんこ面白いです!神ですか?!って思いました!!!! (2023年1月24日 15時) (レス) id: 7c164536f1 (このIDを非表示/違反報告)
Gatto:(プロフ) - はむさん» ありがとうございます!面白いって言ってもらえてモチベ上がりました!更新頑張ります (2023年1月17日 15時) (レス) id: 0689703d8f (このIDを非表示/違反報告)
はむ - 一気読みしました!すごく面白いです更新待ってます^^ (2023年1月16日 18時) (レス) @page21 id: 4a751c8bb5 (このIDを非表示/違反報告)
チヒロ(プロフ) - Gatto:さん» まじでこんな作品作ってくださってありがとうございます( ; ; )更新頑張ってください!! (2023年1月13日 13時) (レス) @page14 id: d9d34f6376 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Gatto: | 作成日時:2023年1月5日 23時

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