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第65話 ページ41

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私はあの後、刀の調整があると言われ里の鍛冶場に行った



「すみませーん」


鍛冶場にいる職人さんに声をかけるとこちらに気づいた。


「こんにちは。待っていましたよ。」


そう言って中に通してくれた。


「こちらが、完成した刀です。」


そこには何色にも染まっていない日輪刀があった


「さあ、何色に染まるでしょうかね」


職人さんはうきうきしながら刀が染まるのを今か今かと待っている


「……」


私は何色に染まろうが興味がないので黙って刀を握った


「……ぉお!!」


職人は感嘆の声を上げた


刀身は赤……?ピンク?…


まるでマキマの髪色のようだ


刀を少し傾けるとまるでマキマの目のように黄金に反射する


「少し濃い桃色……ですかね?なら、炎か恋の呼吸が使えるのではないでしょうか…?でも、光に当てると黄金に反射する…。見たことのない染まり方です」


職人は私が使えそうな呼吸の考察をしながら刀をうっとりとした様子で撫でる


「………さあ、どうでしょう」



「たしか、Aさんは炎柱様の継子でしたよね。ならば炎の呼吸を試されては如何でしょう?」


「そうですね……考えておきます」


「刀が染まったということは剣士の才がある証拠です。無駄になさらないで下さい」


無駄にするもなにも、私は刀の稽古をするつもりは無かったんだけど


一度、煉󠄁獄さんに刀は握らないのか聞かれたことがある。


「Aの刀を打ってもらおう!」


煉󠄁獄さんは刀の稽古をつけられるからと乗り気だったけど…


私は断った


「私には必要ありません」


刀なんて使わなくても私は戦える


でも……今回刀を打ってもらう提案に乗ったのは理由がある。


その理由は……炭治郎だ。


私はもっと炭治郎と共に過ごす時間が必要だ。


私の計画のためにはもっと炭治郎と親密にならなければならない。


刀を打ってもらったら炭治郎に稽古に付き合ってもらえないか誘うところだった。


きっと今はあのからくり人形で稽古をしているはず


行ってみよう


「ありがとうございました。刀、大切にします。」


「はい。刀の手入れや、万が一刀が折れたら……またいらして下さい」


刀が折れたら…といった所の雰囲気が恐ろしく禍々しかったが、気にしないでおこう



山に戻って炭治郎を探す


「……いた」


丁度ご飯を食べているところだった


炭治郎は泣きながら食べている。そんなに美味しいのだろうか

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Gatto:(プロフ) - 界さん» ありがとうございます!コメント嬉しいです〜! (2023年1月24日 16時) (レス) @page37 id: 0689703d8f (このIDを非表示/違反報告)
- めちゃんこ面白いです!神ですか?!って思いました!!!! (2023年1月24日 15時) (レス) id: 7c164536f1 (このIDを非表示/違反報告)
Gatto:(プロフ) - はむさん» ありがとうございます!面白いって言ってもらえてモチベ上がりました!更新頑張ります (2023年1月17日 15時) (レス) id: 0689703d8f (このIDを非表示/違反報告)
はむ - 一気読みしました!すごく面白いです更新待ってます^^ (2023年1月16日 18時) (レス) @page21 id: 4a751c8bb5 (このIDを非表示/違反報告)
チヒロ(プロフ) - Gatto:さん» まじでこんな作品作ってくださってありがとうございます( ; ; )更新頑張ってください!! (2023年1月13日 13時) (レス) @page14 id: d9d34f6376 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Gatto: | 作成日時:2023年1月5日 23時

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