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第64話 ページ39

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「どっか行けよ!!何があっても鍵は渡さない!使い方も絶対教えねぇからな!」


「揉め事かな?」


「どうしよう…盗み聞きは良くないよな。揉め事だったら仲裁しないと…」


すると、無一郎くんはスッと手を出し


その子供を殴った


「!!」


さらに胸ぐらを掴んで無理矢理起き上がらせる


横を見ると炭治郎は既に居なかった


「やめろーーー!!何をしてるんだ!手を離せ!!」


炭治郎は無一郎くんの手を掴んで離そうとする


「声がとても煩い……誰?」


「子供相手に何をしているんだ!手を……ぐっ」


しかし、無一郎くんの手が離れることは無かった


柱だけあって力が強い


「君が手を離しなよ」


そう言って炭治郎の腹を殴ろうとした


「止めなさい」


「…………?…君は」


「その手を離しなさい。これは命令です」


炭治郎は病み上がりだから、今殴られては困る


「………?何で…今…」


無一郎くんは不思議そうに離した手を見ていた


「ん?その箱変な感じがする。鬼の気配かな…何が入っているの?それ…」


そう言って無一郎くんは炭治郎の箱に手を伸ばそうとする


「触るな」


しかし、炭治郎はその手を払い除けて無一郎くんを睨んだ


「………」


炭治郎はお面を付けた男の子を気にかけている


「揉めているようですが、どうしたんですか?」


私は大方予想はできるが無一郎くんに問いかけた


「………君たちには関係ないよね?というか…」


無一郎くんはお面の男の子の方に振り向いて続ける


「君がそうやってくだらないことをぐだぐだぐだぐだ言っている間に何人死ぬと思っているわけ?」


「………」


「柱の時間と君たちの時間は全く価値が違う」


確かにそうだ


柱は鬼殺隊の要だ


一般隊士とは違う


「ほら、鍵」


そう言って無一郎くんは手のひらを出す


「自分の立場を弁えて行動しなよ。赤ん坊じゃないんだからさ」


この人の言っていることは概ね正しい


だから、何も口出しする必要はない


……はず

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Gatto:(プロフ) - 界さん» ありがとうございます!コメント嬉しいです〜! (2023年1月24日 16時) (レス) @page37 id: 0689703d8f (このIDを非表示/違反報告)
- めちゃんこ面白いです!神ですか?!って思いました!!!! (2023年1月24日 15時) (レス) id: 7c164536f1 (このIDを非表示/違反報告)
Gatto:(プロフ) - はむさん» ありがとうございます!面白いって言ってもらえてモチベ上がりました!更新頑張ります (2023年1月17日 15時) (レス) id: 0689703d8f (このIDを非表示/違反報告)
はむ - 一気読みしました!すごく面白いです更新待ってます^^ (2023年1月16日 18時) (レス) @page21 id: 4a751c8bb5 (このIDを非表示/違反報告)
チヒロ(プロフ) - Gatto:さん» まじでこんな作品作ってくださってありがとうございます( ; ; )更新頑張ってください!! (2023年1月13日 13時) (レス) @page14 id: d9d34f6376 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Gatto: | 作成日時:2023年1月5日 23時

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