【鬼滅の刃✕チェンソーマン】支配の天使 ２

第５２話 ページ22

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「仲直りできたかな…」



炭治郎は空を見上げながら呟いた



そんな炭治郎の言葉に禰󠄀豆子ちゃんは頷いた



「……きっとね」


私もその言葉に頷く



元々の結果とは違う形の仲直りになったが、それは"仕方がない"こと。


２人の生い立ちや兄妹愛は好きだ。できれば結末は変えたくなかった……。




でも、それはそれ。




戦力として加えると決めたのだから、そこに感情は持ち込まない。


感情は持ち込まないが、欲には従う


＿＿大丈夫。こういうところが人間らしいのだから、ちゃんと人間だ。


鬼に"人間じゃない"なんて言われることが多いから最近気にすることが増えてきた


＿＿大丈夫……。


ちょっと矛盾している位が人間らしいのだから。



ちゃんと人間だから……大丈夫。



「A、行こうか」



ハッとして顔を上げると炭治郎が私に手を差し伸べていた



「うん」


炭治郎の手をとって立ち上がる



みんなちゃんと生きてる





今は余計なことは考えずに、ただ上弦の鬼に勝利したことを喜ぶことにした。

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