第47話 ページ16
.
「宇随さん、このままだと埒が明かないので一旦命令を解きます。気をつけてください」
「嗚呼!!」
「妓夫太郎、もういいです」
命令を解いた瞬間
「馬鹿だよなぁあ!!」
「蛇、丸呑み」
妓夫太郎が宇随さんを襲うことは分かっていた
だから
蛇に丸呑みさせた
頸だけが音を立てて地面に転がる
しかし日輪刀で斬っていないため消えない
再生するまで待つか
……?
妓夫太郎が中々再生しない
おかしい…
何が、おかしい
「………」
「……!!A危ない!」
宇随さんが咄嗟にわたしに覆いかぶさる
その瞬間
___妓夫太郎は血鬼術を発動し、自爆に近い斬撃を繰り出した
.
.
.
「………」
気絶していた…?
横には宇随さんが横たわっている
腕を斬られている
血の斬撃から私を守って、腕を斬られたのか。
善逸は瓦礫に埋まっていて動けない
伊之助も心臓に斬撃が刺さったようで動いていない
「……!」
遠くから話し声が聞こえる
そっと覗くと炭治郎と妓夫太郎が話している
妓夫太郎は炭治郎の頭を撫でた後
指を折った
堕姫の頸もいつの間にか私の手元から無くなっており、元に戻っていた
「そうだお前も鬼になったらどうだぁあ!!妹の為にも!!」
何故鬼はいちいち鬼にならないかと誘うのだろう
「………」
炭治郎は答えない
天を仰ぐ様に頭を上げる
これが私達の反撃の合図
「俺は……俺は……準備してたんだ」
頭突きだ
鈍い音がする
炭治郎は大きく振りかぶり刀で今度こそ妓夫太郎の頸を捉えた
「お兄ちゃん!!」
堕姫が加勢しようとする
しかし、瓦礫の山から抜け出した善逸によって防がれた
「雷の呼吸 壱の型 霹靂一閃
___神速」
あの絶望的状況から少しずつ反転している
1人の少年の頭突きから戦況が変わった
213人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Gatto:(プロフ) - 界さん» ありがとうございます!コメント嬉しいです〜! (2023年1月24日 16時) (レス) @page37 id: 0689703d8f (このIDを非表示/違反報告)
界 - めちゃんこ面白いです!神ですか?!って思いました!!!! (2023年1月24日 15時) (レス) id: 7c164536f1 (このIDを非表示/違反報告)
Gatto:(プロフ) - はむさん» ありがとうございます!面白いって言ってもらえてモチベ上がりました!更新頑張ります (2023年1月17日 15時) (レス) id: 0689703d8f (このIDを非表示/違反報告)
はむ - 一気読みしました!すごく面白いです更新待ってます^^ (2023年1月16日 18時) (レス) @page21 id: 4a751c8bb5 (このIDを非表示/違反報告)
チヒロ(プロフ) - Gatto:さん» まじでこんな作品作ってくださってありがとうございます( ; ; )更新頑張ってください!! (2023年1月13日 13時) (レス) @page14 id: d9d34f6376 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Gatto: | 作成日時:2023年1月5日 23時