涙が出るほど【mmkj】__2

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康二と再会して2ヶ月半。



今日は康二と物件探しに来ている。



お互い、住んでいる場所が結構離れているから会いたい時にすぐに会えない。




一緒に住まないかと提案すると、康二も同じことを考えていたようで今2人が住んでいる、ちょうど中間らへんの場所で部屋を探す。




職場からは少し距離があるけど、康二と住めるんだったら全然構わない。





「ここのキッチン広い！料理しやすそうやな〜。

あ、ここは寝室？れんくんと寝る場所やねぇ。

お風呂も広いで！れんくん！2人で入れる広さや！」





なんて、不動産屋さんがいるにも関わらずでかい声で話している。




「ふふっ、可愛い方ですね」




と小さい声で言われてしまった。





部屋が決まる頃には、もうすっかり夜になっていて、帰宅途中にあったご飯屋さんで夜ご飯を食べる。





食べている時も、




「れんくんと住めるなんて幸せやな〜。早よ住みたいな〜」




と嬉しそうだった。




「康二、一緒に住んだらお風呂一緒に入るとか何とか言ってたよね？だから今日、帰ったら予行練習しようね」





そう言うと、康二は顔を真っ赤にして、





「……っ！一緒に入るなんてゆーてへん！2人で入れる広さやってゆーただけや！あほ！」







・







俺の家に帰ると、さっきまでニコニコしてたのに今度はずっとソワソワしている康二。




あぁ、お風呂そんなに一緒に入りたくないのかと地味にショックを受けている俺。






ショックを隠すために、



「康二、俺先に風呂入ってくるね？」



と言うと、腕を引っ張られて、






「い、一緒に、、、入らへん、、の？、、」





と上目遣いの康二。

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