涙が出るほど【mmkj】__2

お泊まり ページ37

「泊まってくでしょ、康二」




「泊まりたいけど着替え持ってきてへん」




「いいじゃん。下着なら新しいのあるし、パジャマも俺の着たらいいでしょ。てか泊まって欲しい」




そう康二に言って先にお風呂に入ってもらった。




「れ〜ん〜くん！ぶかぶか！パジャマぶかぶか！」




風呂場から出てきた康二は可愛いくて、濡れている髪がまー色っぽくて、、、。



俺、色々と大丈夫だろうか。





「…似合ってるじゃん。じゃあ俺も風呂入ってくる」





できるだけ平常心で、風呂場に向かった。






お風呂からでると、康二はドライヤーを持って待機している。





「髪乾かしたる！！」





俺はソファの下に座り、髪を乾かしてもらった。





耳元で、



「おんなじにおいするなあ」



と言う康二は、やっぱり本当に心臓に悪い。






もう夜中になったけど、明日俺も康二も仕事が休みだから気にしない。




クリスマス出勤する代わり明日休み貰ってて良かったと心底思った。






「なあなあ、れんくんの写真見てええ？」




もともと康二のカメラだけど、もう自分のもののように大事に使っていたカメラ。




そのカメラを手に取り、画面をつけてスライドしていく。




「あ、この人誰なん？？」



康二が指差したのは、俺の大学の先輩だった。



「この人は、ふっかさんで、隣が阿部ちゃんとだてさんだよ。俺が大学の時仲良くしてもらってた人」




「そーなん！俺も仲良い先輩おるんやで！」




と言って携帯のカメラロールを見せてくれ、しょっぴーと照にぃと佐久間くん！と嬉しそうに教えてくれた。



少しだけ、その先輩たちに嫉妬したのは内緒。

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