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今日はクリスマスだからどこの店も賑わっている。
だから俺の家で話をすることになった。
まあ、静かな場所で2人っきりで話したかったのもあるけど。
一人暮らしの俺の家に康二が来るのは初めてだ。
ここからさほど遠くないけど、もう離すもんかと、康二の手を握り、肩を並べて、歩幅を合わせてゆっくりと向かう。
・
部屋に入りすぐに暖房をつける。
「コート、あそこに掛けて良いからね。テキトーに座って」
康二はコートを掛けてソファにちょこんと座る。
「れんくんの実家の家とここの家そんな遠くないなあ」
「そうそう。俺、どうしても一人暮らししたくてさ。でも自炊とか掃除とか出来ないから親から近くに住めって言われて。だから近くにした。たまに親、来てくれるよ」
「ははっ(笑)れんくんらしいなあ、だから部屋綺麗なんやな」
康二の前のテーブルに康二分のルイボスティーを置く。
俺は康二と少し距離を空け隣のソファに座る。
康二は両手でコップを持ち、フーフーと熱を冷まし、飲み始めた。
「暖かい。美味しい」
「それは良かった」
…………。
沈黙が流れる。
正直、康二に聞きたいことがありすぎてどこから聞けばいいのか分からない。
グルグル頭を回転させ、必死に聞きたいことをまとめようと考えていると、
「れんくんが1番聞きたいことは、
なんで生きとるん?てことやない?」
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こじじ(プロフ) - めっちゃ泣きました( ; ; )素敵な小説ありがとうございます( ; ; ) (2021年1月14日 0時) (レス) id: 2e7657af2c (このIDを非表示/違反報告)
small forest(プロフ) - たあちんさん» コメントありがとうございます!!なるほど!康二くんside…全く頭に無かったのですが書きたいと思いました!!ありがとうございます^ ^ (2020年7月23日 23時) (レス) id: db71a86834 (このIDを非表示/違反報告)
たあちん(プロフ) - 初めまして!連載お疲れ様でした。良ければ続きが気になります(^^)んでもって、アナザーストーリーでめめと別れた康二くんの時間が気になるので書いていただけると嬉しいです(^^) (2020年7月23日 20時) (レス) id: 3d2a3afc54 (このIDを非表示/違反報告)
small forest(プロフ) - 伊藤みみあさん» コメントありがとうございます!!書いてて苦しくなりましたが、、やっと再会できました^ ^続き書こうかなと思っています!少々お待ちください! (2020年7月23日 0時) (レス) id: db71a86834 (このIDを非表示/違反報告)
small forest(プロフ) - らいと。さん» コメントありがとうございます!そう言っていただいけて本当に嬉しいです、、、!続き、書こうかなと前向きに考えています!待っててください^ ^ (2020年7月23日 0時) (レス) id: db71a86834 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:small forest | 作成日時:2020年7月16日 13時