涙が出るほど【mmkj】__2

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次の日の朝。



先生は教壇に立ち、



悲しい顔をしてこう言った。





「今日は大事な話がある。

実は、向井は学校を辞めた。

理由はみんなに言わないでくれと本人が言っていたから、すまないがなんで辞めたかは先生からは話せない。

だけど、この学校に来てよかったと言っていた。

一緒に卒業出来なくて残念だが、

切り替えて、残りの高校生活を楽しむように。

以上」







そう話した先生は教室から出て行った。


俺とラウールは走って先生を追いかけた。






「先生！」



「どうしても、教えてくれないんですか。康二が学校辞めた理由。

何かの病気とか？貧血さらに悪くなったとか？！

それか、、、、他の理由ですか？

お願いです、教えてください！！」





俺とラウールは頭を下げた。




先生は、




「頭を上げろ、

ごめんな、目黒、ラウール、、。俺からは言えない。

だけど、向井と1番仲が良かった2人だからこれだけは話す。

向井は、2人に出会えて良かったと、

話していたぞ、」








・








康二がいない学校は、色がなくって、




どうでもよくなった。





お腹も空かないし、


夜も眠れない。





親にも弟にも、


ラウールにも、沢山心配された。







康二、どこ行ったの。

何でいなくなったの。





会いたいよ。




康二。

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