涙が出るほど【mmkj】__2

勉強 ページ1

無事に風邪も治り完全復活した俺は、

康二にお見舞いに来てくれたお礼としてジュースを奢った。

ついでにラウールにも買わされたけど。







・







夏休み。



受験生の俺らは図書館に来ている。



部活を引退した俺らは、一気に受験モード。





「はぁ〜勉強とかしたくねえし、めんどくさい〜」




そう言う俺に、ぺチッとラウールから頭を叩かれる。



「めめはバカなんだから勉強しないと大学受からないよ。大学落ちても知らないからね！」





俺とラウールは特に将来の夢が無いから、近くの大学を受けることにした。




俺は本当に勉強しないとまずい。


ラウールは頭がいいから余裕みたいだけど。

もっといい大学行けばいいのに。




康二はデザイン系の専門学校に行って、カメラを本格的に勉強したいらしい。




俺も、何か夢中になれるものが欲しいなあと、

ちょっと羨ましかったり。






・






この夏はほぼ勉強しかしていない。

流石に落ちたらまずいし、親に申し訳ないから。

それでも毎日3人のグループメールは活動していて、

今日は何時間勉強したとか、ラウは余裕なのか、家族と旅行に行った話とか。

康二は撮った写真を送ってくれたり、


相変わらずだった。

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