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井口side
荻野と田村がインフルに罹患した。
2人から、発症までの状況を聞くと、昨日、Aと一緒だったことが判明。
これ以上の感染拡大を防ぐためとAに移さないように予防を徹底するようにと選手に注意喚起。
が、すでに遅かった…。
次の朝、大河から報告があり、Aの様子がおかしいとのこと。
すぐに、病院に連れて行かせなきゃ、むしろ、自分が付き添いたいとも思ったが、そうもいかず、大河1人では何かと不便もあるだろうから、肘井をサポートにつけた。
午前の練習が終わる頃、大河から連絡が入った。
大河『監督、やはり、インフルでした』
『そうか…。それで、心臓の方は大丈夫か?』
大河『医師からは、発作を起こすリスクがかなり高い為、入院を勧められたんですが…。』
『そっか…。入院させよう。大河。Aも知らない病院に入院されたりしたら、不安だろうけど、万が一の事を考えるとな…。』
大河『わかりました…。熱が下がれば、帰れるみたいなんで、とりあえず、肘井さんに付き添いしてもらって、一旦戻ります』
荻野side
井口『具合どうだ?』
『すみません。こんな時に…。あっ、A元気にしてますか?』
井口『荻、Aも、インフルに感染してた。さっき、大河から連絡入って、万が一を考えて、入院させることにした。』
『うわっ。やっぱり。熱も下がってるし、僕が付き添いします。みんなは、練習に専念して下さい。』
監督に懇願した。監督は、体調が万全じゃないからと渋っていたが、根負けして了承してくれた。
具合悪くなっても、行き先は病院だし。まぁ、安心や 笑。
すぐに荷物をまとめて、大河からAの荷物を受け取り、病院へ送ってもらった。
3歳児という年齢と心臓病ということを考えると、インフルの薬はタミフルぐらいしか使用できないらしい。とりあえず、タミフルが効いてるらしく、熱は落ち着いている。
もともと、食が細いため、なかなか食べれないみたいで、点滴で栄養補給。
『A大丈夫?つらくない?』
A『ん…たぁくん、いっしょ…うれし』
まだ、反応の鈍いA。かわいそうに。
『たぁくん、ずっと一緒やからね。うれしい?』
A『…ん。うれし (ニコ)』
トローンとした目で、ニコッって、可愛い。
隔離だから、誰も邪魔されない Aとの時間を二日間満喫し、退院。
結局、Aが退院する頃、4人が次々にインフル感染した…。
恐るべしインフルの猛威。
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美紀 - 野球大好きで巨人と日ハムファンです最高ですお姉ちゃんが中日とロッテファンです (2019年9月8日 13時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
桜桃(プロフ) - 晴嵐さん» ハッピーバレンタイン。実際のキャンプでのお話に妹ちゃんもくわえてみました(^ ^) (2018年2月14日 22時) (レス) id: 349678d199 (このIDを非表示/違反報告)
桜桃(プロフ) - 晴嵐さん» 心臓病もインフルは心配だけど、ぜんそくもインフル感染は大変になっちゃうから、気をつけてね。おだいじにね (2018年2月13日 20時) (レス) id: 349678d199 (このIDを非表示/違反報告)
桜桃(プロフ) - 晴嵐さん» おかえり(^ ^)。たいいく、ざんねんだったね。べんきょうばかりじゃ、たのしくないよね〜。はやくよくなるといいね(^ ^) (2018年2月13日 19時) (レス) id: 349678d199 (このIDを非表示/違反報告)
桜桃(プロフ) - 晴嵐さん» はーい。いってらっしゃい。 (2018年2月13日 8時) (レス) id: 349678d199 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜桃 | 作成日時:2017年12月13日 14時