おチビな鴎ガール 2

過保護〜野手編〜 ページ20

大河side


室内練習場へ到着

はい。これでよし。
いつものように万歩計をつける。

大河『A。あんよしておいで。お外は出ちゃダメだよ』

A『。。。。にに。だっこ』

大河『どしたの？ここでは、あんよでしょ』

A『。。ふえっ。グスッ』

あれあれ。この前のことがあってから、すっかり甘えん坊のA。でも、今後のことを考えると歩くのもAにとっては、必要なこと。

大地『A。おいで。抱っこ』

A『だいち〜。(涙)』

大地『どしたの。A。』

大河『大地さん。ダメです。歩かせて下さい』

大地『まだ、病み上がりなんだし、A、半べそかいてるぞ！』

大河『体力つける為には、歩かせなきゃ。ここは、Aにとっても、トレーニング場なんっすから』

清田『おっ。どうした？？あっ。A。今日はあんよしないの？』

A『いっぐーーん。(涙)だっごぉぉ』

清田『あぁぁぁ、どしたの？おいで。』

大河『清さんも、ダメっす。少し歩かせたいんで、』


A『あぁぁぁん。だっごぉぉ』

大地『っっっ。もう無理。。。Aおいで』

A『だいちぃぃぃ。ヒックグスン』

清田『大河、そんないきなり無理させなくたって』

大地『そうだよ。泣かせることもないだろ』


大河『。。。。。。』

福浦『まぁ。親の気持ちってやつだよな。大河』

さすが、パパ歴長い、福浦さん。

福浦『でも。。Aだと、ついつい。なっ。笑』

前言撤回。福浦さん、既に孫を見る目になってるし。

根元『そうなんだよな。Aに半べそかかれて、抱っこ迫られて、断るなんて、そんなのできる奴いないよ。大河を除いて。笑笑』

大河『笑い事じゃないですよ〜。ただでさえ、体力落ちてるのに、また風邪でもひいたら大事ですよ。』

Aは、大地さんに抱かれて、ピトッて頭を胸につけて、甘々状態。



大地『うーん。それは。。でも、この子を泣かすことはむりっっっっ』

清田『大地。大河もああ言ってるし。降ろしたら？』

渋々、降ろす大地さん。

あっ珍しい、清さんが俺の味方？！？！

A『あぁぁぁん。だっこ〜。いっくーん』

清田『Aっっ。おいで〜』

げげっ。だっこしてる。


大地『きたないっすよ。清さん。』

清田『だって、大地、抱っこして離さないし。大地に降ろされたら、Aは俺のとこ来るだろ。笑。作戦勝ちだわ』

結局。こうなっちゃうんだよねぇ。。。

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