ステップブラザーズ3

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陸side




壱馬君が心配で、早めにスタジオに来た

どんどんメンバーが集まってきて

壱馬君と、彰吾君はギリギリにやって来た





「壱馬君っ、おはよう！」





壱「…」





「昨日はありがとう…」




じっと僕の目を見つめた後

すぐに、歩いて行ってしまった




今日は、昨日習った振り付けを

練習して、構成をつける日





あ、壱馬君…昨日より踊れてる！

練習したんだろうなぁ…

僕も頑張らないと！って気合いを入れた







「はぁはぁはぁ…」





いつもより息切れするし、目眩がする…





力「陸、移動！！」





「あ、はいっ！」






陣「もう1回最初からやるで！」





健「チッ…」





陸「すみません…」




ちょっと待った…今動いたら、、、



皆の顔が見えない…





力「おい、陸っ！移動！！」






「はい…はぁはぁ」





ダメだ、倒れる…






ﾊﾞﾀﾝｯ








「っ…」







あれ、痛くない、、、？







壱「…熱」





「かず、ま…くん？」





力「陸、壱馬、大丈夫か？」





「あの…すみません」





陣「とりあえず、医務室！

壱馬、ありがとうな」





力「俺、運ぶ」






気がついたら、医務室で寝ていたみたいで




北「陸君！」






「北ちゃん…リハは？」





北「今日はもう終わったよ

皆、帰っちゃった」





「そっか、わざわざ残ってくれたの？

ありがとう、北ちゃん」





ふと、近くのテーブルに置いてある

飲み物が目に入った






北「あ、それね、壱馬が」





「え、壱馬君が？」





北「ぅん…ほくが側に居てやれって」





いつも僕が飲んでる好きな飲み物を

壱馬君が自ら選んで買って来てくれたらしい

そして、北ちゃんに側にいるように…






「壱馬君って、帰っちゃったよね？」





北「うーん、多分！」





「そっかぁ…(泣)」





北「陸君、泣かないで…

ほくじゃ嫌だった？」






「ううん、嬉しいよ。

壱馬君がしてくれた事も嬉しくて…

明日、お礼しないとね」






北「うん！

壱馬はねぇ、怒ったら怖いけど

誰かを守る時にだけ怒るんだ！

まこっちゃんとか、樹とか、

ホクはいつも泣かしちゃうんだけど

壱馬が泣き止ませて、皆で遊ぶんだ」







「優しい子だね、壱馬君は…

僕も仲良くなりたい」






北「優しいよ！陸君も優しいし

壱馬が助けたって事は

仲間だと思ってるんだよ！

絶対に仲良くなれるよ！」







その日の帰り、スタジオを通ると

意外なものを見た

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