ステップブラザーズ3

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HIROside





別室で、青山君と2人きり






「壱馬と北人とはどう？」






陸「北ちゃんは、EXPGで一緒で

沢山話したりできる仲で

僕にとって弟みたいな感じです。

壱馬君は、個人的には気になってるけど

まだ喋った事も、目が合った事も…」







「そうだよね。北人と壱馬には

少し問題があるんだ」







陸「問題ですか？」






「いずれはわかる事だから教えるね

この事務所には、ステップブラザーズという

制度が存在するんだ」







陸「ステップブラザーズ、、、」






「うん、実はね_____」






2人の過去は伏せて

ステップブラザーズ契約の説明と

2人がその契約者である事を伝えた







陸「じゃあ、壱馬君にも北ちゃんにも

辛い過去があるって事ですか？」







「そういう事になる

北人は少し気弱だけど、前向きだから

過去に凄く囚われてるって事はないけど

壱馬は、契約してる中でも

群を抜いて囚われてる子なんだ

壱馬の兄、ステップブラザーズのね？

その人にしか懐いてないし、言う事も

だいたいその人のしか聞かない」







陸「だから、誰とも関わらなかったんだ」




「そういうこと」





「だから、きっとあの子が

青山君と関われるかは正直わからない

もちろんサポートはするつもり

だけど、歌をプロとしてやりたくて

オーディションを受けてくれた青山君に

押し付けたいわけじゃない

パフォーマーにも同じ子達がいる

グループとして、成立してまとまるのは

とても時間がかかるし、どのくらいかかるか

俺達もわからない。

青山君が望むのであれば、ソロでも良いし

別のグループを組む事だってできるから

青山君がどうしたいか考えて教えて。」









陸「僕は…早くデビューしたいです

プロとして頑張りたい…でも、、、

一緒にやってきた北ちゃんや

同じオーディション内容を頑張った壱馬君

それにこれから出逢う子達も…

僕は一緒にやりたいです。

僕は、壱馬君の声が好きなんです！

苦しい思いをしてるなら、僕なりに

助けてあげたいとも思います…

だから、僕しか…僕にしか一緒に

ボーカルできる人はいないと思います！

北ちゃんと壱馬君にも

いつかそう思ってもらえるように

頑張ります！なので、このまま

活動させてください！」









「青山君。いや、陸君。ありがとう

2人は良い仲間が近くにいるね

2人も早く仲間だって受け入れてくれると

良いんだけど…俺らも頑張るから

一緒に頑張ろうね」

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