ステップブラザーズ3

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HIROside





最終審査

事務所のスタジオに集まっている

ファイナリスト達



その中には、北人と壱馬もいた





ス「それでは審査を始めていきます

よろしくお願いします」





北「僕は、まだまだ知らない事が

沢山あって、怖い事が沢山あるけど

もっと歌もダンスも知りたいし

頑張りたいと思ってます。

それと…大切な家族みたいな人と

一緒に頑張るって約束しました。

だから、絶対に合格できるように

頑張ります！」









あんなに甘えん坊で泣き虫な北人が

一生懸命パフォーマンスしてて

成長した姿を観て、思わず

感極まりそうだった。








レベルの高いパフォーマンスをする子


感情に任せてパフォーマンスする子


とにかく気持ちが伝わってくる子


色々な子がファイナリストにはいて


いよいよ、壱馬の番になった







過去の審査では、全て

自己紹介すらまともにできなかった壱馬

担当していたスタッフ達も

不安そうに見つめている







壱「俺は…仲間とかわからないし

この世界の事も知らない…

でも、大好きな人みたいになりたい

上手く話せないから、歌で

ちゃんと理解して欲しい

約束したから…絶対に合格する…」





すごくタメ口だけど

壱馬の気持ちはとても伝わった






ス「じゃあ、パフォーマンスお願いします」






壱「ふぅ…♪♪♪」







正直、あまりスキルは期待してなかった

まだまだ好きで始めたばっかりの歌

余程の才能がなければ、急成長は不可能

そう思っていた…





だけど、壱馬が歌い始めた瞬間

スタジオの空気が一気に変わった




壱馬から出るオーラが

すごいのが原因みたいだ。






しっかり成長してる。

そして、壱馬の中の何かが

確実に変わり始めてる









全てのパフォーマンスが終わって

会議に入った





北人や壱馬への感想は

あくまでも、彼等の過去を知っていて

身内であるから出る物だから

ある程度は、担当のスタッフ達が

選出を始めていく







ス1「川村君、今日のオーラ凄かったですね

スタジオの空気が一気に変わりました」





ス2「彼の影響力は凄いと思います」







やっぱり皆、同じ事思ってた…






ス3「スキル的には、青山君も良いかと…」






ス2「彼は安定もしているし

まだまだ伸び代もある」







ス4「吉野君も、オーディション中に

急成長していると思います」






ス3「吉野君はこれからって子だね」





ス2「4番の…」





何人に絞り出せた所で

壱馬と、北人の説明を始めた

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