ステップブラザーズ3

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HIROside




いずれはメンバーだって

もっと活躍して、忙しくなる



そんな中、お兄ちゃんしか

一緒にいる人がいないなんて事に

絶対になって欲しくない






「すごく大切なことだから

オーディションは1年後

皆が、1個上の学年に上がって

慎も中学生になってから開催する

だから、オーディション受けたい子達は

しっかりと練習して！

今よりも上手くならないと

絶対にアーティストになれないから」







翔「頑張る！」





健「翔吾は言っても聞かんし

やりたいならやれば良えよ。頑張りや！」





翔「やったー！」






北「りょーた、ほくも良いよね？」





涼「家に帰って、ゆっくり考えよう？

ダメってわけじゃないけど

オーディションって長いし

受かってからは、簡単に辞められる

世界じゃない。厳しい世界なんだよ」







北「むぅ…涼太のばかっ」







涼「はいはい。でも大事なことだから

ゆっくりね。すぐにはうんって言えない」







岩「樹もかな。ちゃんと話そうね」






樹「…」







慎「僕もダメ…？」







玲「何で？慎は頑張ってるじゃん

受けておいでよ

正々堂々と勝負して、勝ったら勝ったで

頑張れば良いさ

負けたら負けたで、また頑張れば良いよ」









慎「やった…！！」







玲「その代わり、受けるなら

最後まで頑張れよ？

落ちるかも…なんて考えるな

受かる気でやってこい」






慎「はい！」







「彰吾と、壱馬は？興味ない？

彰吾はアーティストになりたいんでしょ？」







人「受かるかは別として

この子のダンスは良いところまで

行けると思います！

でも、彰吾の問題はダンスじゃなくて

人間関係だと思います

人付き合いが上手くできないのに

合宿とか、グループ活動とか

苦労するし、苦しくなるのも

全部、彰吾なんですよ」











「まぁそうだな。それは俺も思う

そこをどうにかして欲しいから

俺はこれを機にと思ってる

でもこれは彰吾と彰吾の兄貴である直人の

問題だと俺は思うから

2人で考えて決めてくれて良いよ

道はこれだけじゃないからね」









人「ありがとうございます！

ちゃんと、良い所も悪い所も伝えた上で

彰吾に決めさせます！」








「壱馬は？」







臣「こいつには無理です

オーディションも、レッスンも

誰かの言う事聞けないし、喋れないし

外に出せる子じゃないです」







「そっか笑…まぁゆっくり考えて」

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