Give me a Green light,or...? (ページ44)

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自分も少し頭冷やしたいなって思って
ぶらっと散歩がてら近くの公園に向かった

何やってるんだろう....
なんてブランコに揺られながらずっと考えて

先生としても、彼氏がいる人としても
ありえないことしてたんだなって今さらながら気付いた

初夏とはいえ夜はまだ冷え込むな～なんて
スマホを取り出そうとしたら

｢....あれ、ない｣

どうやら家に置いてきたみたい

どれくらい時間が経ったかもわからないから
そろそろ戻ろうかなって思ったところで

『...A！！！！！！！』

｢...優吾？｣

息を切らしてこっちに向かってくる優吾に抱きしめられた

『マジ勝手にどっか行くなってっ.....』

｢...え、どしたの｣

『部屋戻ったらいなくなってるしスマホは置いていってるし
ほんと心配させんな』

怒ったような口調とは裏腹に
何度も優しく頭を撫でてくれる

｢...本当にごめんなさい｣

これは色んな意味を込めたごめんなさい、

こんなに大切に想ってくれる人を手放すわけにはいかないと感じた

『...なあA？このままで話してもいい？』

｢...うん、いいよ｣

『さっきは大きい声出して怖がらせてごめん』

｢...ううん｣

『...でも、でももう、慎太郎と２人で会う時間作んのはやめて？
...できれば、職員室にいて欲しい』

｢...わかってるよ、もう傷つけたくないから｣

自分の中でもしっかり決意を固めた

真っ直ぐな森本くんの言動に心揺さぶられたのは事実、

だけどこれからも優吾の隣にいるのは私であって欲しい
絶対に手放したくない

『俺ももう生徒に嫉妬なんかしたくねえから(笑)』

｢ずっと一緒にいてね｣

....少し特別だった生徒が普通の生徒に戻るだけ

何の問題もない

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